今回は今まで多くのバナーを見てきて、効果の高そうなバナー広告の紹介とその理由についていくつか説明します。
「どんなバナー広告を作成したらいいか分からない」、「どうしたらCTRの高いバナーが作れるのか?」普段お悩みの方に少しでもヒントとなるような情報をお伝えします。
目次
効果が出るバナー①【ターゲット意識型】
※オーネット(出典:Retro banner)
ターゲットコールをすると効果的と言われますが、その派生パターンの紹介です。
ここで整理しておきますと、一般的にターゲットコールとは、「大学生の方へ」や「転職を希望している看護師の皆様へ」といった風にターゲットを明確にし、無駄なクリックを排除し、ターゲットに対して最適なメッセージを届ける手法です。
上のバナーは明確にターゲットコールはしていないものの、同世代、同じ境遇の人が抱える悩みをキャッチで伝え、結果的にターゲットからのクリックを増やすテクニックとなっています。まぁ単純に考えて、アラサーで独身男性がお嫁さんを欲しいと思う人は多数派ですしね(笑)。
マジョリティの内面を表現したキャッチコピーとなるため、CTRは高いと思います。また新婚さんが体験しそうな日常の風景を写真に選定しているところも結婚への憧れを醸成していて、CTRの高さに大きく貢献していると考えられます。
効果が出るバナー②【ギミック型】
※ガリバー(出典:Retro banner)
ここ数年で実施企業が増えだしたユーザーの視覚に違和感を与える手法です。
一般的にはバナーから写真やテキストがはみ出しているような見せ方が主流となっております。
昨今はネイティブ広告など掲載面と同化させるやりかたが流行りだしていますが、これはシンプルに目立たせるやり方となります。
背景としてはユーザーのインターネットリテラシー向上に伴い、広告に触れることが当たり前になり、興味のない広告はひたすら無視されることが多くなった
と考えられます。
そこで上のバナーのようにギミックを効かせ、こういった違和感を与えることによって、ユーザーに「あれ、なんだろう」「いつもと違う」と思わせ、クリックを誘発させます。
比較的コンバージョンのハードルが低い商材や、サイト誘導を促したい時に使えるテクニックとなります。
効果が出るバナー③【禁止型】
※CSC(出典:Retro banner )
メインキャッチを見ても、いったい何の広告なのかが分かりません。またメインビジュアルを見てもやっぱり、何の商品だか分かりません。しかしこのメインキャッチはなぜか気になってしまいます。
理由は人間の心理を突いた仕掛けが施されているからです。
「カリギュラ効果」という心理学をご存知でしょうか?
簡単に言いますと、人間は禁止されるとかえってその行為をやりたくなってしまうという心理のことです。
例えば「ペンキ塗りたて、触るな!」と書いてあるのに触ってしまったという体験は昭和世代の方なら経験あるかと思います。
そのカリギュラ効果を見事に利用したのが上のバナーとなります。
「禁断」や「反則」「ダメ」など禁止を表す表現はたくさんありますので、興味を引きたいときには一度使用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は一例となりますので、皆様には定期的にちょいテクを公開していきたいと思います。
もちろん、広告なので100%上手くとは限りませんが、アイデアに煮詰まったり、実績バナーの派生パターンを作成したいと思った時には、
是非試してみるのはいかがでしょうか?
使用バナーに関しては下記サイトを参照
Retro banner
http://retrobanner.net/