SNS広告は、Instagram、Facebook、X(旧Twitter)、LINE、TikTokなどのSNSに設けられた広告枠に配信できる広告です。日々、皆さんも目にすることが多いのではないでしょうか。
SNS広告の特長は、商品やサービスをまだ知らない状態の準顕在層や潜在層にアプローチできることです。新規顧客を増やしていきたい広告主には、おすすめの広告である一方で、媒体ごとに掲載方法やターゲティング方法が異なり、個人で運用する難易度は非常に高いです。
本記事では、SNS広告の運用代行の依頼を検討している広告主に向けて、SNS広告の特長、運用代行の依頼にかかる費用、広告代理店の選び方を解説します。また、SNS広告の媒体に認定されている広告代理店の中から、厳選した広告代理店を8社紹介します。
自社に合った広告代理店選びの役に立つ内容となっていますので、ぜひ、最後までご覧ください。
目次
SNS広告の運用代行に強いおすすめの広告代理店8社一覧
まずは、主要媒体の認定資格を持つ広告代理店の中から、厳選した広告代理店を8社紹介します。
各社の保有する資格や特長別に比較できる形でまとめています。
各社の詳細については、後半で紹介していますので、先に詳しく知りたい方はこちらからご覧ください。
おすすめ広告代理店一覧 | ||||
社名 | 株式会社メディックス | 株式会社グラッドキューブ | 株式会社ディスカバリー | 株式会社フラッグ |
HPURL | https://www.medix-inc.co.jp/ | https://corp.glad-cube.com/ | https://discovery-inc.com/ | https://www.flag-pictures.co.jp/ |
本社所在地 | 〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 19F |
〒541-0048
大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F |
〒541-0052
大阪市中央区安土町1-8-15 野村不動産大阪ビル1 |
〒150-0011
東京都渋谷区東1-29-3 渋谷ブリッジ6F |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業に おすすめ |
SNS広告のクリエイティブPDCAに課題を感じている
Web広告全般に取り組みつつ、特にSNS広告の運用を強化していきたい |
Web広告全般に取り組みつつ、特にSNS広告の運用を強化していきたい
美容、健康商材でSNS広告に注力したい |
通販業界でSNS広告の運用に注力したい | SNS広告の中でも動画広告に注力したい
映像にこだわりたい |
項目 | おすすめ広告代理店一覧 | |||
社名 | ミーアンドスターズ株式会社 | 株式会社デジタリフト | 株式会社Hakuhodo DY ONE | 株式会社サイバーエージェント |
HPURL | https://meandstars.com/ | https://digitalift.co.jp/ | https://www.hakuhodody-one.co.jp/ | https://www.cyberagent.co.jp/ |
本社所在地 | 〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-26-17 VORT渋谷4F |
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-17-11 JPR原宿ビル4階 |
〒150-6021
東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー21F |
〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業に おすすめ |
ブランディングとアカウント獲得を両立させたい | SNS広告を含めた、Web広告全体の支援を任せたい | SNS広告を含めた、Web広告の大規模プロジェクトを任せたい | タレントやインフルエンサーを起用した縦型動画やショートドラマなど多様なタイアップ企画を任せたい |
※SNS広告の認定資格の有無については、2024年11月時点での各媒体HP及び、各広告代理店HPの情報をもとに記載しています。
SNS広告とは
SNS広告の主要媒体
皆さんは日々、SNSを使う中で、広告を目にすることが多いと思います。しかし、一言でSNSといっても、それぞれのSNSで用途の違いや、SNSに集まるユーザの特長も異なります。そのため、広告配信を検討する際は、どの広告媒体が自社のターゲットに合うのか、次の比較表を参考にしてください。
媒体名 | LINE | X(旧Twitter) | TikTok | ||
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SNSの
主な用途 |
実名登録制で、ビジネスやプライベートの投稿が中心のSNS。 | 画像や動画を中心に、友達や知人とクローズドなコミュニケーションが主流。 | “友だち”になっている個人やグループ間で、無料のチャットや通話ができるメッセージアプリ。 | 短文の投稿によるコミュニケーションが中心。 匿名性が高く、趣味や属性ごとに複数のアカウントを所有することも多い。 |
縦型ショート動画を投稿・シェアできる動画アプリ。 |
国内月間 ユーザ数 |
2,600万人 ※2019年7月時点 |
6,600万人 ※2023年11月時点 |
9,700万人 ※2024年3月時点 |
4,500万人 ※2017年10月時点 |
2,567万人 ※2024年4月時点 |
特長 | 10代の利用者が少なく、30代~40代のユーザがボリュームゾーン。 BtoB商材との相性が良い。 |
ビジュアルでの訴求が強く、”映える”商材との相性が良い。 | 幅広い世代のユーザが利用。 ほかのSNS・インターネットメディアを利用していないようなユーザも分布している。 |
10~40代の幅広いユーザが利用。 SNS内での拡散性が高く、投稿がバズると無料で二次拡散されることも。 |
Z世代といわれる10代~20代のユーザがボリュームゾーン。 トレンド性が高く、インフルエンサーマーケティングとの相性が良い。 |
SNS広告の特長
SNS広告は、リーチできるターゲット層や機能面において、ほかのWeb媒体よりも優れた面があります。ここでは、SNS広告の特長5点について詳しく説明します。
- 若年層にリーチできる
- 準顕在層・潜在層に有効
- 二次拡散により、無料で多数のユーザにリーチ可能
- 視覚的にアプローチできる
- 独自のターゲティング手法がある
若年層にリーチできる
総務省情報通信政策研究所が発表している、令和4年度の主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)で、主要SNSの年代別利用率を見ると、LINE、Twitter(現X)、Instagramは、10代〜30代で50%以上、TikTokは、10代で66.4%、20代で47.9%と若年層の利用率が高いです。
出典元:総務省情報通信政策研究所(https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf)
また、法人SaaSの比較メディアUtillyが2024年3月に実施したWeb検索サービスに関するアンケート調査において、10代〜30代が普段使う検索サービスとして、InstagramとTikTokが20%前後を占めています。10代~30代は、ほかの年代に比べてSNSが情報収集の手段として機能していて、広告との相性が良いといえます。
出典元:法人SaaSの比較メディアUtilly(運営会社:株式会社GO TO MARKET URL:https://utilly.jp/article/research-20240324/)
準顕在層・潜在層に有効
検索広告が、今商品・サービスの情報を探している顕在層向けの広告手法であるのに対して、SNS広告は、まだニーズは顕在化していないものの、商品・サービスのジャンルには興味や関心を持っている潜在層にアプローチしやすい広告手法です。
ターゲットを拡大していきたい、新規顧客を獲得したい、商品・サービスのブランディングといった際に利用するとよいでしょう。
二次拡散により、広告ターゲットユーザ以外にも無料でリーチできる
SNSには、コンテンツを自身のフォロワーに対して共有できる機能や、ハッシュタグ検索機能があるため、広告配信の対象ユーザ以外にも、コンテンツが拡散されやすい媒体といえます。
広告であっても、ユーザが拡散してほかのユーザにリーチした場合は、広告課金対象外となるため、無料で多くのユーザにリーチできる可能性があります。
視覚的なアプローチ
Instagram広告、TikTok広告、X広告などは、スマホにおける広告枠の画面占有率が高く、クリエイティブ(静止画バナーや動画バナーなど)の影響が大きな広告であるといえます。基本的に、テキストで構成されている検索広告に比べて、画像で視覚的にアプローチできるため、商品の魅力について、多くの情報を伝えることができます。
独自のターゲティング手法
SNS広告には、年代・性別などの属性、興味関心・購買意向など、Google・Yahoo!などで利用可能なターゲティングのほかにも、様々なターゲティング手法があります。
X広告では、「特定のアカウントをフォローしているユーザや、類似ユーザ」「指定のKWを含む、ポストをしたユーザ」といったターゲティングがあります。また、その他のSNS広告では、「広告主のアカウントの投稿に対して、いいね・シェアなどの反応をしたユーザ」などのターゲティングといった、独自のターゲティング機能があります。
なお、SNSは、ユーザの興味がある情報が集まりやすい媒体のため、Google・Yahoo!と同じ、興味・関心、購買意向のターゲティングでも精度が高いといえます。
SNS広告の広告掲載にかかる費用
SNS広告には多くのメリットがありますが、売上の増加を期待して投資する上では、費用対効果が気になると思います。そこで、実際にSNS広告を掲載するためにかかる費用について、詳しく解説します。
SNS広告の掲載には、次の費用が必要です。
- 広告掲載費
- クリエイティブ制作費 ※クリエイティブ制作を外注する場合
- 初期費用 ※広告代理店に運用代行を依頼する場合
- 運用代行の手数料 ※広告代理店に運用代行を依頼する場合
広告掲載費は、広告掲載をすること自体にかかるコストで、SNS媒体に対して支払います。広告掲載費の課金方式は様々で、詳細については次の章で紹介します。
画像や動画などのクリエイティブ制作を外注する場合は、広告掲載費以外にクリエイティブ制作費が発生します。SNS広告においてクリエイティブは、質はもちろん、トレンドや鮮度が効果に大きく影響します。効果を担保するためには、一度、効果が良いクリエイティブを見つけても、定期的に新たなクリエイティブを制作していく必要があります。そのため、外注する場合は、1〜3ヵ月に1度はクリエイティブ制作費が発生することを念頭に置いておきましょう。
前述のとおり、SNS広告は様々な特長がある一方で、十分に機能を把握して効果につながる広告運用を行うことは、非常に難易度が高いです。自社内に専門の人材がいない場合は、広告代理店に運用代行を依頼することをおすすめします。
その場合は、広告掲載費以外に、広告代理店へ運用代行の依頼時には、初期費用や運用代行の手数料がかかります。
次に、広告掲載費と運用代行の手数料の詳細について説明します。
広告掲載費の課金方式
SNS広告は、様々な課金方式があるため、目的にあった方法を選ぶのが望ましいです。
適切な課金方式を選択することで、広告効果を最大化し、予算を効率的に活用できます。SNS広告掲載費の課金方式の例です。
課金方式 | 補足説明 |
インプレッション課金 | 広告が表示された回数に応じて課金される |
クリック課金 | 広告がクリックされた回数に応じて課金される |
動画視聴課金 | 動画広告が一定時間以上視聴された回数に応じて課金される |
エンゲージメント課金 | いいねやコメントなどのアクションに応じて課金される |
フォロワー課金 | 新規フォロワーの獲得数に応じて課金される |
アプリインストール課金 | アプリのインストール数に応じて課金される |
課金方式は、自社の目的や商品、サービスの特性に合わせて、最適なものを選択することが重要です。
各課金方式の特長を理解し、キャンペーンの目的に合わせて選択することで、より効果的な広告運用が可能となります。
運用代行の手数料の相場感
運用代行の手数料は、広告代理店にSNS広告の運用代行を依頼する際に、広告代理店に支払う費用で、相場は広告費に対しての約20%です。
広告掲載費が100万円で、運用代行の手数料率が20%であったら、運用代行の手数料は20万円になり、合計120万円の費用がかかることになります。
また、一部の広告代理店では、月額広告費が少額の場合は、広告掲載費に関わらず、運用代行の手数料の金額が、固定になるケースもあります。
一般的には、月額広告費が25万円未満の場合は、掲載費用に関わらず、一律5万円などのケースが多いようです。
なお、初めて広告を配信する場合や、新たな媒体で広告掲載を始める場合、広告効果の計測環境を整えるための設定費用など、運用代行の手数料以外の初期費用がかかる場合もあります。
広告代理店に依頼をする場合は、何に料金がかかるのか、を必ず確認しましょう。
SNS広告の運用代行を依頼するメリット
広告代理店に、SNS広告の運用蛇行の依頼をする際の手数料は、決して安くはありません。
しかし、広告代理店にSNS広告の運用代行を依頼する場合、自社内の人的コストの削減はもちろん、専門性の高い知識を用いて運用することで、より高い広告効果が見込めるといえます。
ここでは、SNS広告の運用代行を依頼するメリットについて、詳しく解説します。
運用・管理コストが削減できる
SNS広告を運用する際は、各媒体によって配信方法やターゲティング手法、入稿や運用管理の方法が異なるため、幅広い知識と経験が必要です。
そのため、個人や社内チームで運用を行う場合、人材の育成・採用コストや、SNS広告の運用自体に多くの人的リソースがかかる可能性があります。
その点、広告代理店に運用代行を依頼する場合は、人材育成にかかる負担の削減や、運用にかかるコストを削減できるため、より重要な業務にリソースを使うことができます。
ノウハウがある代理店に依頼することで、成果につながりやすい
SNS広告の運用を成功させるためには、メディアプランニング、クリエイティブ、最新情報の3つの要素が重要で、1つでも欠けると広告効果を十分に得られない場合があります。
その点、広告代理店は、多くの広告アカウントの運用経験があるため、業界や商材ごとの運用のノウハウを蓄積しています。
具体的には、様々なSNS媒体がある中で、各SNSの特長と商品・サービスの相性を踏まえた、媒体やターゲティング手法の最適なプランニング、効果につながるクリエイティブを見つけ出すためのクリエイティブのテスト設計など、豊富なノウハウを持っています。
また、主要なSNS広告の媒体社に認められた一部の広告代理店は、媒体社から直接、最新のアップデート情報や活用方法を連携してもらえる場合や、beta版の機能を先んじて利用できる場合があります。
これらの点から、高い専門性を持ち、最新手法をいち早く取り入れられる広告代理店に、SNS広告の運用を任せることで、運用代行の手数料に見合うパフォーマンスが期待できるといえます。
広告代理店を選ぶ際のポイント
広告代理店に運用を依頼するメリットを紹介しました。
では、広告代理店にSNS広告の運用を依頼する場合、どのような点を重視すべきでしょうか。ここでは、数多くある広告代理店の中から、実績があり信頼できる広告代理店を選ぶためのポイントを紹介します。
- 企業規模
- 主要メディアの認定パートナーであるか
- コミュニケーションのスタイル
- SNS広告の運用手数料と制作費用が適切か
- サービス領域
企業規模
広告代理店を選ぶ際には、企業の実績も重要ですが、実際に担当する営業の力量に左右される場合もあります。
一般的に担当者を指定することはできないものの、スキルや経験の豊富な営業に担当してもらうために注意すべきポイントは、自社の広告予算と広告代理店の企業規模のバランスです。
一般的に企業規模が大きい広告代理店には、大規模な広告費の案件が集まります。そのため、経験や知識が豊富なスキルのある営業は、月額の広告予算が数千万円といった大型の案件を担当し、広告予算が1,000万円の案件でも、経験が浅い営業が担当者になる場合があります。
一方で、中堅規模の広告代理店では、広告予算が1,000万円の案件は、スキルや経験が豊富な営業が担当する可能性が高くなります。経験豊富な営業担当と出会うために、自社の広告予算と広告代理店の企業規模のバランスを踏まえて、広告代理店を選ぶとよいでしょう。
主要メディアの認定パートナーであるか
SNS広告は、幅広い知識や最新情報のアップデートができているかによって、広告の効果が変わってきます。つまり、ノウハウの蓄積やアップデートができている広告代理店であるか、を見極める必要があります。
しかし、外部から見極めることは難しいため、第三者である媒体社から認められた広告代理店であるか、という点で判断することをおすすめします。日本に広告代理店は、大小合わせて約5,000社ありますが、LINE・Meta・Xといった主要媒体社から認められた認定代理店の数は少ないです。そのため、パートナーとして認められている広告代理店は、十分な実績があり、信頼できる広告代理店であるといえるでしょう。
主要なSNS広告の認定資格
LINEヤフーが提供する広告商品やサービスの販売、コンサルティングを行うパートナーのうち、豊富な実績がある場合のみ認定される。
Sales Partnerの中でも、特に優秀な広告代理店は、 LINEヤフーが定める認定基準に基づいて、「Premier」「Select」「Certified」の 3 種類のパートナーに認定される。
- LINEヤフー Sales Partner (Premier)
前半期のLINEヤフー広告商品の取扱高が10億円以上の優秀な広告代理店。
- LINEヤフー Sales Partner (Select)
前半期のLINEヤフー広告商品の取扱高が1億円以上の優秀な広告代理店。
- LINEヤフー Sales Partner (Certified)
前半期のLINEヤフー広告商品の取扱高が1億円未満の優秀な広告代理店。
マーケティング戦略における広告掲載から効果測定に支援するすべてのパートナーの実績を調査し、Metaの基準を満たした企業のみに付与されるバッヂ。
引用元:https://ja-jp.facebook.com/business/marketing-partners/work-with-a-partner
X広告の豊富な販売・運用の実績を持ち、規定した基準を満たした広告代理店のみ認定されている。日本では約80社のみ。
認定代理店の中でも、特に高い信頼性のある広告代理店を、「Gold Partner」「Silver Partner」「Bronze Partner」「Advanced Partner」の順で評価し、認定している。
コミュニケーションのスタイル
広告代理店に運用代行を依頼した場合、一般的には1ヵ月周期で、広告の配信・成果の確認・報告・次月の目標設定などを進めていきます。加えて、SNS広告では、1~3ヵ月ごとに、クリエイティブの提案や制作にかかわるやり取りも発生します。
クリエイティブ制作の担当者と営業担当が違う場合、担当者ごとにやり取りの工数がかかってしまう、取引を始めた後で齟齬が発生してしまう、などがないように、報告の形式と頻度・効果についてブラックボックス化せずに説明をしてくれるか、求めるコミュニケーションが取れるのか、について事前に確認しておくとよいでしょう。
SNS広告の運用手数料と制作費用が適切か
広告代理店に運用代行を依頼した場合、運用代行の手数料の相場は、広告掲載費の約20%ですが、相場以上の費用がかかるケースはもちろん、極端な値引きをしている会社も避けるべきでしょう。
昨今の広告代理店の傾向として、売上よりも利益を重視する場合があります。仮に、相場に対して極端な値引き率で契約をすると、ほかの案件に比べて運用の優先度を下げられてしまうリスクや、同じ広告費でも知見や経験が豊富な営業に担当してもらえないというリスクにつながります。
広告代理店選びも重要である一方で、営業担当の質によって広告効果は変わりうるため、SNS広告の運用代行の手数料が安いというだけでは飛びつかずに、ほかのポイントも確認して適切な広告代理店を選ぶようにしましょう。
サービス領域
Web広告の媒体・プロダクトは様々で、自社のビジネスの状況に合わせて、最適な広告手法を選択する必要があります。
現在、SNS広告の配信を検討されている場合でも、SNS広告はあくまで手段の1つであるため、狙いたいターゲットやフェーズによっては、リスティング広告、アフィリエイト広告、LPやサイトの見直しといった、SNS広告の運用以外の依頼が必要という場合もあるでしょう。そういった際に、例えば、取引している広告代理店で、SNS広告以外の広告の取り扱いがない、実績が少ない、となった場合、その度に新たな広告代理店を探さなければいけない、別の広告代理店に依頼をする、などの工数が発生します。
そうならないために、広告領域における提供できるサービスの種類や、広告以外の解析・サイト制作などのサービスの取り扱いがあるのか、を事前に確認しておきましょう。
SNS広告の運用代行に強いおすすめの広告代理店8社
SNS広告の運用を成功させるためには、実績のある信頼できる広告代理店の中から、広告の目的に応じて、最適な広告代理店を選ぶことが重要です。
主要媒体の認定資格を持つ広告代理店の中から、厳選した広告代理店を8社紹介します。各社の保有する資格や特長も記載していますので、自社に合った広告代理店を見つけられるでしょう。
※SNS広告の認定資格の有無については、2024年11月時点での各媒体HP及び、各広告代理店HPの情報をもとに記載しています。
株式会社メディックス
項目 | 詳細 |
HPURL | https://www.medix-inc.co.jp/ |
本社所在地 | 〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 19F |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業に おすすめ |
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『株式会社メディックス』は、SNS広告において重要な、クリエイティブを専門とする部隊を持ち、SNS広告の運用力に強みを持つ広告代理店です。
SNS広告の主要媒体である、Meta(Facebook・Instagram)、X(旧Twitter)、LINEなどの認定資格を保持しており、高水準で安定した広告運用を得意としています。
バナーや動画クリエイティブを専門とする部隊を持ち、業界ごとのバナーの傾向や、バナーのPDCAの戦略の確立など、豊富な知見を集約し、SNS広告を支援しています。
また、支援体制においても、特長が挙げられます。通常、中規模以上の広告代理店では、提案は営業が行い、広告運用に関しては運用担当が行う、といったように、各業務フェーズによって担当者が分かれているケースが多いです。それに対して、メディックスでは、営業担当が提案・広告運用・分析などを一貫して対応することで、広告主のニーズに合わせた柔軟な運用が可能となります。
SNS広告の運用力はもちろんですが、制作、解析なども含めデジタルマーケティング全般を支援可能で、SNS広告といった手段にとらわれることなく、目標に合わせて担当者が丁寧に伴走する広告代理店です。
株式会社グラッドキューブ
項目 | 詳細 |
HPURL | https://corp.glad-cube.com/ |
本社所在地 | 〒541-0048
大阪府大阪市中央区瓦町2-4-7 新瓦町ビル 8F |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業に おすすめ |
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『株式会社グラッドキューブ』は、デジタルマーケティング分野で高い評価を受けている広告代理店です。
Meta、X(旧Twitter)など、主要SNS広告の公式パートナー認定を持ち、専門性と実績を誇ります。
サービス領域は広範囲で、リスティング広告の運用から各種SNS広告、動画制作、Web解析まで、包括的なソリューションを提供します。
また、美容・健康商材のプロモーション実績が多数あり、薬機法医療法や、媒体毎の広告表現のポイントを用いた支援が可能です。
株式会社ディスカバリー
項目 | 詳細 |
HPURL | https://discovery-inc.com/ |
本社所在地 | 〒541-0052
大阪市中央区安土町1-8-15 野村不動産大阪ビル1 |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業に おすすめ |
通販業界でSNS広告の運用に注力したい |
『株式会社ディスカバリー』は、SNS広告を含む総合的なデジタルマーケティングサービスを提供する広告代理店です。
主要SNS広告の認定資格を保有し、広告運用、クリエイティブ制作、通販支援などの幅広いサービスを展開しています。
データ分析に基づいた戦略立案と運用の最適化を得意としており、効果的なSNS広告の運用を行います。クライアントの半数以上が通販業界と、支援の実績が豊富です。
株式会社フラッグ
項目 | 詳細 |
HPURL | https://www.flag-pictures.co.jp/ |
本社所在地 | 〒150-0011
東京都渋谷区東1-29-3 渋谷ブリッジ6F |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業におすすめ |
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『株式会社フラッグ』は、縦型動画やショートドラマなどの動画コンテンツの制作と運用実績がある広告代理店です。
高品質な映像制作に強みを持ち、SNS広告に限らず、SNSプロモーション、PR動画など様々なサービスを展開しています。
クリエイティブの企画、キャスティング、制作、運用まで一貫してサポートしており、映像を使用したプロモーションをすべて任せることができます。
ミーアンドスターズ株式会社
項目 | 詳細 |
HPURL | https://meandstars.com/ |
本社所在地 | 〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-26-17 VORT渋谷4F |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業におすすめ |
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『ミーアンドスターズ株式会社』は、SNSプロモーションに特化した広告代理店です。
SNS広告の運用だけではなく、インフルエンサーマーケティングやアカウント運用のノウハウを備えています。
月額予算30万円から依頼が可能で、小規模な予算でも柔軟に、SNS広告の特性を活かした統合的なプロモーション戦略を提案できる点が強みです。
SNS広告の運用とインフルエンサーマーケティングを組み合わせた、効果的なキャンペーンの実施を実現できます。
株式会社デジタリフト
項目 | 詳細 |
HPURL | https://digitalift.co.jp/ |
本社所在地 | 〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-17-11 JPR原宿ビル4階 |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業におすすめ |
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『株式会社デジタリフト』は、実績のある運用チームを持ち、着実な運用スキルでSNS広告を支援しているのが特長です。
戦略設計・高品質なクリエイティブを武器に、SNS広告を含む幅広いデジタルマーケティングサービスを提供します。
コスト効率の良さと専門知識を活かし、中小企業から大企業まで、様々な規模の事業に対応可能です。
株式会社Hakuhodo DY ONE
項目 | 詳細 |
HPURL | https://www.hakuhodody-one.co.jp/ |
本社所在地 | 〒150-6021
東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー21F |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業におすすめ |
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『株式会社Hakuhodo DY ONE』は、デジタルマーケティングに特化した大手広告代理店で、SNS広告を含む総合的な広告運用サービスを提供します。
2024年4月に株式会社アイレップとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)が統合して、株式会社Hakuhodo DY ONEが設立されました。全身の株式会社アイレップは、多様な業界での豊富な実績を持ち、データドリブンなアプローチによる広告運用を行っていました。
Facebook Marketing Partner、Twitter Official Partner、LINE Biz-Solutions Partnerなどの認定資格を保有しており、各プラットフォームの特性を活かした効果的な広告運用が可能です。
株式会社サイバーエージェント
項目 | 詳細 |
HPURL | https://www.cyberagent.co.jp/ |
本社所在地 | 〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers |
SNS広告の 保有認定資格 |
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こんな企業におすすめ |
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『株式会社サイバーエージェント』は、日本の大手広告代理店の一つで、SNS広告においては、日本で数少ないTikTok認定代理店として知られています。
TikTok広告だけではなく、Facebook Marketing Partner、Twitter Official Partner、LINE Biz-Solutions Partnerなど、多数のSNSプラットフォームの認定資格を保有しています。
サービス領域は、SNS広告以外にも、多くの媒体やクリエイティブ制作、戦略立案、効果測定・分析などと幅広く対応しており、SNS広告を含めた大規模なプロジェクト支援を安心して任せられる企業だといえます。
まとめ
ここまで、SNS広告の運用代行に適した広告代理店を紹介しました。
SNS広告は、今や売上の向上のために欠かせない広告戦略の1つです。せっかく広告費に投資するのであれば、広告費に見合う成果を得られなければ、意味がありません。
広告代理店選びを失敗しないためにも、本記事を通して、自社に合った広告代理店と出会えることを願っています。