【認定資格あり】Google広告の運用に強いおすすめ広告代理店11社|後悔しない選び方は?|ウェブ部

【認定資格あり】Google広告の運用に強いおすすめ広告代理店11社|後悔しない選び方は?

リスティング広告

Google広告の代理店選びに失敗したくない方へ。

本記事では、Google広告の基本や費用相場から、代理店選びで後悔しないためのチェックポイントまで徹底解説します。

また、Google認定のプレミアパートナーの中から厳選した11社の代理店も紹介しているので、効果的な広告運用を実現する代理店選びの参考にしてください。
(各社の特長など、詳細な情報を先に知りたい方は、こちらからご覧ください)

これから初めて広告代理店に依頼する方も、現在の代理店を見直したい方も必見の内容です。

目次

Google広告とは?

Google広告とは、Googleが提供するオンライン広告プラットフォームの総称です。以前は「Google AdWords」という名称でしたが、2018年7月にGoogle広告に変更されました。

Googleと提携するサイトは200万以上あり、YouTubeや食べログ、教えてgoo、ライブドアブログなど、さまざまなWebサイトやアプリで広告を配信することが可能です。

また、Google広告は運用型広告の一種であり、リアルタイムでデータを分析し、広告のパフォーマンスを最適化できます。広告主は、予算や目標に応じて柔軟に広告設定を調整でき、効果測定も容易なため、Web広告初心者を始め多くの企業が利用しています。

Google広告の特長

Google広告には、主に次の3つの特長があります。

  • 多くのユーザにリーチできる
  • さまざまなビジネス形態に対応可能
  • 機械学習を最大限生かしたプロダクトの提供

それぞれ詳しく解説します。

特長① 多くのユーザにリーチできる

Google広告は、Web広告の中でも主要なフォーマットである、検索広告とディスプレイ広告において、圧倒的なリーチ力を誇ります。

検索広告では、国内の検索エンジンシェアにおいて、PCで約74%、スマートフォンで約85%(2025年3月時点)とトップを占めています。(参照:StatCounter

ディスプレイ広告においても、GDN(Googleディスプレイネットワーク)を活用することで、YoutubeやGmailなどのGoogleの自社サービスに加えて、3,500万以上のWebサイトやアプリに広告を配信できます。

このように、Google広告は検索広告とディスプレイ広告の両面で強力なリーチ力を持っていて、企業や商品のブランド認知向上から商品購入やサービス申し込みまで、マーケティング目標に応じた効果的な広告配信が実現可能です。

 

特長② 様々なビジネス形態に対応可能

Google広告は、様々なビジネス形態に対応できる柔軟性を持っています。

EC(電子商取引)サイト、実店舗型ビジネス、アプリ開発会社など、業種や商材を問わず幅広く活用されています。これは、Google広告が持つ多様な広告フォーマットと、精緻なターゲティング機能によるものです。

例えば、ECサイトであれば、ショッピング広告を活用して商品画像と価格を直接検索結果に表示させることができます。実店舗型ビジネスの場合、ローカル検索広告を利用して、近隣のユーザに店舗情報を効果的に届けることが可能です。

アプリ開発会社なら、アプリのインストール広告を使って、潜在的なユーザにアプリのダウンロードを促すことができます。

さらに、B2Bビジネスやサービス業、製造業など、あらゆる業種でGoogle広告は活用されており、リスティング広告やディスプレイ広告を組み合わせることで、認知拡大から顧客獲得まで、様々な段階に合わせた広告配信が可能です。

 

特長③ 機械学習を最大限生かしたプロダクトの提供

Google広告の特長の1つとして、機械学習を最大限に活用したプロダクトの提供が挙げられます。

Googleは膨大な量のユーザデータを所有しており、これらのデータを基に高度な機械学習アルゴリズムを開発しています。この技術を広告配信に応用することで、精度の高いターゲティングや効率的な入札、効果的なクリエイティブの生成が可能です。

例えば、自動入札機能を活用すると、AIが広告主の目標に応じて最適な入札額を自動的に設定します。人間の手作業では難しい細かな調整やリアルタイムで入札額の変更ができるため、より効率的な予算運用が可能です。

また、パフォーマンス最大化(P-Max)キャンペーンでは、複数の広告形式やプラットフォームを横断して、最も効果的な組み合わせを機械学習によって見つけ出します。

これらの機能により、広告主は複雑な設定や運用の負担を軽減しつつ、高いパフォーマンスを実現できるようになりました。

Googleは常に新しい機能やプロダクトを開発・提供しており、Web広告の最新トレンドをリードしています。Google広告の最新プロダクト=Web広告における最新プロダクトであるため、運用代行を検討しているのであれば、Googleから直接情報提供される、最新機能にベータ版からアクセスができる、といった優位性のある広告代理店に依頼するとよいでしょう。

関連記事:【2025年最新】P-MAXキャンペーンとは?メリット・デメリット、 設定方法や運用のコツを紹介!

 

Google広告の種類

Google広告には次の7種類があり、それぞれ特性や適した用途が異なります。

  • リスティング広告(検索連動型広告)
    ユーザがGoogleで検索したキーワードに連動して表示される広告。購買意欲が高いユーザに直接アプローチでき、即効性が高く売上につながりやすい点が特長。
  • ディスプレイ広告(GDN)
    Googleが提供・提携する約3,500万以上のWebサイトやアプリに表示される、画像やテキストの広告。視覚的に訴求できるため、ブランドの認知拡大に効果的。
  • 動画広告(YouTube広告)
    YouTubeで動画視聴前後や動画の途中に表示される広告。動画というリッチなコンテンツで情報を伝えられるため、商品・サービスの詳細な説明や感情に訴えかける訴求が可能。
  • ショッピング広告
    商品の画像、価格、店舗名などが表示される広告で、Eコマースサイトに適している。ユーザが商品を探している段階でアプローチできるため、購入につながりやすいことが特長。

そのほか、アプリ広告(アプリのダウンロードを促進)、ローカル広告(店舗への来店を促進)、ファインド広告(YouTube・Discover・Gmailに表示)などがあり、目的に応じて最適な広告タイプを選択することが重要です。

 

Google広告の掲載費用の課金形態

Google広告には4つの課金形態があり、それぞれの課金内容は次のとおりです。

課金形態 課金の内容
インプレッション課金(CPM) 広告が1,000回表示されるごとに課金
クリック課金(CPC) 広告がクリックされるたびに課金
コンバージョン課金(CPA) 商品購入や資料請求などのコンバージョンが発生した際に課金
動画視聴課金(CPV) 一定時間以上動画が視聴された場合に課金

これらの課金形態は広告の目的や予算に応じて選択でき、キャンペーンの途中で変更することも可能です。最適な課金方式を選ぶことで、予算を効率よく利用できます。

 

Google広告の掲載にかかる費用相場

Google広告で広告を掲載する際には、「広告費」「運用代行の手数料(運用代行を依頼する場合)」「制作費用(外注する場合)」「その他環境構築費用」などの費用がかかります。それぞれの費用の詳細を紹介します。


広告費
Google広告の掲載費用(広告費)は、業界やキーワード、競合状況によって大きく異なります。競争の激しいキーワード(例:「保険」「不動産」「結婚相談所」など)では、クリック単価が数千円になることも珍しくありません。

なお、Google広告では最低出稿金額の設定はなく、理論上は数千円からでも出稿可能です。

ただし、データを収集して効果検証するためには、ある程度の配信ボリュームが必要となります。また、機械学習を活用した最適化機能を有効活用するためにも、一定量の配信量を確保し、学習データを収集する必要があります。

 

運用代行の手数料
Google広告の運用を代理店に依頼する場合、広告掲載費用とは別に運用代行の手数料が発生します。

運用代行手数料には、アカウント設定、キーワード選定、広告文作成、入札管理、効果測定、レポート作成などの業務が含まれます。

この手数料の相場は、一般的に広告掲載費用の約20%程度です。例えば、月間の広告費が100万円の場合、運用代行手数料は20万円ほどになります。

ただし、代理店によって料金体系は異なり、初期費用無料やキャンペーン期間中は運用代行費が割引になる、などの特典を設けていることもあります。

複数の代理店に見積もりを取り、サービス内容と料金のバランスを比較検討しましょう。

 

制作費用
Google広告を出稿する際には、広告費用だけではなく製作費用も考慮しなければなりません。製作費用には主に、バナー制作費、ランディングページ(LP)制作費、サイト制作費が含まれます。

バナー制作費は、ディスプレイ広告やリマーケティング広告で使用する画像の作成にかかる費用です。1枚あたり5,000円〜30,000円程度が相場であり、複数のサイズや種類のバナーを用意する場合は、それに応じて費用が増加します。

LP制作費は、広告をクリックしたユーザが最初に訪れるページの制作にかかる費用です。シンプルなものであれば10万円程度から、企画構成を丁寧に対応する場合は50万円以上かかることもあります。

代理店によっては、クリエイティブ制作を含めたパッケージプランを提供していることもあります。その場合、個別に発注するよりもコストを抑えられる可能性もあるため、見積り依頼時に確認するとよいでしょう。

 

環境構築費用
Google広告を始める際には、アカウントの開設や初期設定、コンバージョン計測の設定、Googleアナリティクスとの連携など、さまざまな環境構築が必要です。これらの作業にかかる費用が環境構築費用(初期費用)です。

初期費用の相場は、3万円〜10万円程度が一般的です。ただし、代理店によっては無料で対応していることもあります。特に、長期間の契約を前提とした場合や、広告費が大きい場合には、初期費用を無料にしてくれる代理店も少なくありません。

なお、すでにGoogle広告のアカウントを運用している場合、アカウントを引き継いで運用することも可能です。この場合、新規開設よりも初期費用が安くなることがあります。

ただし、アカウント構造の見直しや再構築が必要な場合は、別途費用がかかることもあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

 

広告代理店にGoogle広告の運用代行を依頼するメリット

Google広告は自社で運用することも可能ですが、広告代理店に運用を依頼することで多くのメリットを得られます。

特に、広告運用の経験が少ない企業や、担当者のリソースが限られている企業にとっては、代理店の活用が大きな効果をもたらすことがあります。

ここでは、広告代理店にGoogle広告の運用を依頼する主なメリットを3つ紹介します。

 

運用工数の削減ができる

Google広告の運用には、アカウント構造の設計、キーワード選定、広告文作成、入札調整、効果測定、レポート作成など、多くの工程が存在します。これらを社内で行う場合、担当者は多くの時間と労力を割くこととなります。

特に効果的な運用を行うためには、日々の数値チェックや入札調整、キーワードの追加・除外、広告文の改善など、継続的な管理が欠かせません。

これらの作業を代理店に依頼することで、広告運用における工数が削減され、社内の人的リソースをほかの重要な業務に集中させることができます。

 

豊富な運用ノウハウによって、自社に適した運用ができる

広告代理店は多くの企業のGoogle広告運用を手掛けているため、豊富な経験とノウハウを持っています。業界や商材ごとに効果的な広告戦略は異なりますが、多くの事例を扱ってきた代理店は、類似の業種や商材での成功パターンを熟知しています。

例えば、「競合が多いキーワードを避け、ニッチなキーワードで効率よくコンバージョンを獲得する方法」や「特定の業界で効果の高い広告文のパターン」など、自社だけでは得られない専門的な知見を活用できます。

これにより、運用で成果を出すための試行錯誤の期間を短縮し、より早く効果的な広告運用を実現できる可能性が高まります。

さらに、プロの視点でアドバイスを受けられることも大きなメリットです。

例えば、広告の遷移先であるランディングページの品質は広告効果に大きく影響しますが、代理店はこのような広告運用に直接関係する要素についても、適切な提案をしてくれることが多いです。

 

Google広告の最新情報や機能を活用できる

Google広告の機能や仕様は頻繁に更新され、新しい広告フォーマットや最適化オプションが次々と追加されています。

Googleの認定パートナーとなっている代理店は、Googleから直接最新情報を受け取り、場合によってはベータ機能を先行して利用できることがあります。

いち早く最新情報に基づいた効果的な運用ができる点は、Google広告の認定代理店ならではのメリットと言えます。

 

広告代理店選びでよくある失敗

Google広告の運用代行を依頼する際、代理店選びを誤ると期待した成果が得られないだけでなく、無駄なコストがかかったり、貴重な時間を失ったりする可能性があります。

ここでは、広告代理店を選ぶ際によくある失敗例を紹介し、それを避けるためのポイントを解説します。

値引き率を最優先してしまう

広告代理店を選ぶ際、運用手数料の安さや、値引き率のみを基準にしてしまうケースがあります。

確かにコスト削減は重要ですが、安さだけを追求すると、サービスの質や運用の効果が犠牲になることがあります。

特に、運用手数料が極端に安い場合(例えば広告費の10%未満)、担当者が多くのクライアントを抱えていたり、経験の浅い担当者が配属されたりするケースが多く、きめ細かなサポートや実態に即した提案が期待できないことがあります。

代理店を選ぶ際に重要なのは費用対効果です。

例えば、運用手数料が20%と15%の代理店があった場合、単純に15%の方が安いと考えるのではなく、それぞれの代理店がどのような価値を提供するのか、投資に対してどれだけのリターンが期待できるのか、など総合的に判断する必要があります。

適切な運用により広告効果が30%向上すれば、5%高い手数料を支払っても十分に元が取れるケースも多いのです。

 

担当者やチーム体制の確認が曖昧

広告代理店を比較検討するためにコンペを開催することがありますが、コンペの担当者と、実際のプロジェクトの担当者は異なることが多いです。

コンペの担当者を気に入ったとしても、重要なのは、実際に運用を開始してからの運用体制や成果です。

チームの構成や各メンバーの経験や専門性、連絡体制などは事前に確認しておきましょう。

 

提案内容の実現性を考慮できていない

広告代理店からの提案を受ける際は、提案内容の実現性を見極めることも重要です。

提案内容や、シミュレーションの数字が魅力的でも、実際に到達できなければ意味がありません。

現状と比較し、各広告代理店が提示しているプランの数字や、達成までの期間は現実的なのか、どのようなロジックで数字を算出しているのか、などをしっかりと確認し慎重に検討しましょう。

 

後悔しない!Google広告に強い広告代理店の選び方

広告代理店と取引を開始する際は、次の流れが一般的です。

①2~3社広告代理店をピックアップして、問い合わせする。
②各社と打ち合わせを通して、課題や目標を共有する。
③広告代理店からの提案をもらい、契約内容と提案内容を踏まえて、取引代理店を決定。

この章では、広告代理店に依頼するメリットである、運用知見の高さや工数削減の効果を最大限享受するために、抑えておくべきポイントを、問い合わせ前と問い合わせ後に分けて紹介します。


問い合わせ前のチェックポイント

問い合わせる広告代理店をピックアップする際に、企業サイトなどに公開されている情報から判断できるチェックポイントを3つ紹介します。

 

①Googleの認定代理店であるか

Google広告の運用を依頼する際は、Googleの認定パートナー(Google Partner)、またはパートナーの中で上位3%であるプレミアパートナー(Google Premier Partner)であるかを確認しましょう。

これらの認定を受けるためには、一定の運用実績や専門知識を持つことが条件となっており、信頼性の高さを示す指標となります。

【プレミアパートナーになるための要件例】
・年間広告費
・前年比の広告費の伸び
・新規クライアント獲得能力
・クライアント維持率

認定パートナーは、Googleから直接サポートやトレーニングを受けられるため、最新の機能や最適な運用方法に関する知識が豊富です。

代理店のサイトで「Google Partner」や「Google Premier Partner」のバッジが表示されているか、またはGoogle広告のパートナー掲載ページを確認するとよいでしょう。

 

②企業規模

代理店の規模と自社のニーズがマッチしているか、も重要です。

大手の広告代理店には、月数千万円といった大規模な案件が多く集まっているため、月一千万円の案件であっても、経験の浅い人材がアサインされるリスクがあります。

また、中小規模の広告代理店には、柔軟な対応やきめ細かなサービスが期待できますが、多様な専門スキルや、最新の技術導入には限界があることもあります。

自社の広告予算や、求めるサービスレベルに応じて、適切な規模の広告代理店を選ぶことが大切です。その際は、Google広告だけではなくWeb広告予算の総額を基準に検討しましょう。

また、代理店のサイトに掲載されている取引先リストや事例を見れば、どのような規模の企業をメインのクライアントとしているかが把握できるでしょう。

 

③提供サービスの幅広さ

Google広告の効果を最大化するためには、広告運用だけでなく、ランディングページ制作やアクセス解析、高度な計測ツールの活用などが必要です。

特に、広告の遷移先となるWebサイトやランディングページの品質は、広告効果に直結します。クリエイティブ制作やWeb制作も対応している広告代理店であれば、一貫した体制で広告効果を高められるでしょう。

集客しか対応していない広告代理店の場合、せっかく運用工数を減らしているにもかかわらず、ほかの部分を担ってくれる企業を新たに探し、複数の企業とやり取りをする工数が発生してしまいます。

そのため、集客、制作、解析のすべてに対応可能な広告代理店がベストです。

 

問い合わせ後のチェックポイント

広告代理店への問い合わせや提案依頼を行った後、契約前に確認しておくべき7つのポイントを紹介します。

これらのチェックポイントは、実際のコミュニケーションや提案内容から判断する必要があるため、複数の代理店と比較検討することをおすすめします。

 

①コミュニケーションスタイル

代理店とのコミュニケーションは、長期的な関係を築く上で非常に重要です。

月次スケジュール、報告頻度・方法、報告内容は透明化されているか自社の求めるコミュニケーションが取れるかを確認しましょう。

また、一方的な提案ではなく、自社の状況や課題をしっかりとヒアリングした上で、最適な提案をしてくれるかどうかも大切な検討材料です。

初回のミーティングで、自社についての質問が少なく、すぐに定型的な提案を始める代理店には注意が必要です。

 

②契約期間

広告代理店との運用代行契約は、1ヵ月更新であることが多いです。

一部、最低契約期間が決まっている場合や、広告支援ツール(例:SEOツール、CRMツールなど)の契約期間が半年単位といった場合があるため、事前に確認しておきましょう。

また、契約更新の条件や途中解約の可否、解約手数料の有無なども確認しましょう。

 

③社内体制

実際に自社の広告運用を担当するチームの構成や、担当者のスキルレベル、他部門との連携の可否、などの社内体制を確認することも重要です。

アカウントマネージャーとオペレーターが分かれている場合や、業界別の専門チームがある場合、複数人体制で運用する場合など、代理店によって体制は異なります。

担当者の経験年数やGoogle広告の認定資格の有無、過去の運用実績なども含め、確認しておきましょう。

また、担当者が休暇に入った場合や退職した場合の、バックアップ体制も確認しておくと安心です。可能であれば、実際に運用を担当する予定のメンバーと事前に面談する機会を設けることをおすすめします。

 

④運用代行手数料が適切か

運用代行手数料は、通常広告費の15%〜20%程度が相場です。しかし、単純に手数料率だけで判断するのではなく、提供されるサービス内容や付加価値と比較して適切かどうかを判断することが重要です。

例えば、詳細なレポート提供、定期的な改善提案、クリエイティブ制作のサポートなど、手数料に含まれるサービスの範囲を確認しましょう。

また、最低手数料の設定(例:広告費の20%、または10万円のいずれか高い方)や、追加で発生する可能性のある費用(例:特別なレポート作成、追加ミーティング、緊急対応など)についても事前に明確にしておくことが大切です。

 

⑤営業一人あたりの担当社数

担当者が抱えるクライアント数は、サービスの質に直結する重要な要素です。

一人の担当者が多くのクライアントを抱えていると、一社あたりに割ける時間や労力が限られ、きめ細かなサポートや戦略的な提案が期待できない可能性があります。

担当者の業務範囲(営業だけか、運用まで行うのか)、バックオフィスのサポート体制、自動化ツールの活用状況なども合わせて確認するとよいでしょう。

直接的に「何社担当しているか」と質問しづらい場合は、「どのくらいの頻度でコミュニケーションが取れるか」「緊急時の対応はどうなるか」といった質問から間接的に把握することも可能です。

 

⑥業界の知見の有無

広告代理店が、自社と同じ業界や類似のビジネスモデルの企業を支援した経験があるかどうかは、重要な指標となります。

業界特有のターゲット特性やキーワードのトレンド、効果的なクリエイティブなどを理解している代理店であれば、短期間で有効な戦略を立案・実行できる可能性が高まります。

代理店のWebサイトに掲載されている事例や、担当者との会話の中で、自社の業界に関する知識や経験について確認しましょう。

また、すでに競合企業を担当している場合、利益相反の可能性もあるため、情報管理方法や担当者の分離などについても確認が必要です。

 

⑦アカウントの開示の可否

広告アカウントの所有権や閲覧権限について、代理店の方針を確認することも重要です。

基本的に広告アカウントは自社で所有し、代理店には管理者権限を付与する形での運用が望ましく、その方法であれば、契約終了後もアカウントの履歴や設定を引き継ぐことができます。

また、運用中も随時アカウントにアクセスして状況を確認できる権限があると、透明性が確保されます。一部の代理店では、ノウハウの流出を防ぐためにアカウント設定などの詳細を開示していない場合があります。この場合、ほかの広告代理店に移管する際に、アカウント情報を引き継げないリスクがあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

広告代理店に問い合わせる前に準備したいこと

代理店へ問い合わせる際は、事前にある程度情報を整理しておくと、より具体的な提案を受けられるでしょう。

次の項目を、分かる範囲で整理しておきましょう。

・企業名、担当者名
・対象サービス:サービスサイトのURLやランディングページなど
・月額の広告予算
・現在(or過去の)実施媒体:Google、Yahoo、Facebook・Instagram、Criteoなど
・KPI:問い合わせ/資料請求/購入/来店予約など
・目標獲得単価
・開始時期
・現在の課題感(問い合わせの背景)

 

Google広告の運用に強い認定パートナー社

この章では、Google広告の運用に強いGoogleプレミアパートナーを、予算規模や特長ごとに3つのカテゴリーに分けて紹介します。

それぞれの企業が持つ強みや特長を参考に、自社のニーズに合った代理店を見つける参考にしてください。

 

中規模予算で最大限の効果を導く中堅の広告代理店

中規模の予算で効果的な広告運用を行いたい企業におすすめの代理店を紹介します。

株式会社メディックス

メディックス_HPTop

 

社名 株式会社メディックス
HP URL https://www.medix-inc.co.jp/
設立 1984年3月
上場/非上場 東証スタンダード市場
本社所在地 〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング 19F
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Select)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店
Criteo Certified Partner(Silver)
EBiStar認定パートナー
こんな企業に
おすすめ
・広告運用代行のみでなく、Web広告の戦略立案から実行までを相談したい
・運用にあたって、解析や制作も含めた一貫したサポートを受けたい

株式会社メディックス』は、創業40年以上の豊富な実績を誇り、デジタルマーケティングの総合的な知識を活かした包括的なサポートを提供しています。

営業一人当たりの担当社数を絞る(2025年2月:平均2.7社)ことで、緻密・丁寧・素早いサポートが実現されていて、顧客の個別のニーズに応じたきめ細かな対応ができる点が特長です。

Web広告制作やサイト構築・運用管理、SEO対策など、広告運用以外の領域でも専門的なサポートを提供し、総合的なデジタルマーケティングのパートナーとして、顧客のビジネスをサポートしています。

 

株式会社PLAN-B

株式会社PLAN-B_HPTop

 

社名 株式会社PLAN-B
HP URL https://www.plan-b.co.jp/company/
設立 2003年10月22日
上場/非上場 非上場
本社所在地 〒141-0022
東京都品川区東五反田2-5-9 CIRCLES with 島津山 3階
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Select)
その他 Meta Business Partner
Criteo Certified Partner(Bronze)
こんな企業に
おすすめ
・SEOコンサルティングやSEOの記事制作も依頼したい

株式会社PLAN-B』は、デジタルマーケティングに特化した企業として、Google広告の運用に強みを持つ広告代理店です。

月額広告費用100万円以上の規模の案件を得意としており、中規模から大規模の広告キャンペーンの管理に豊富な経験を有しています。

Google広告の運用においては、最新のトレンドや技術を活用し、効率的な予算配分と高いROIの実現を目指します。データ分析に基づいた継続的な最適化により、広告パフォーマンスの向上を図ることも可能です。

 

トランスコスモス株式会社

トランスコスモス株式会社HP_TOP

 

社名 トランスコスモス株式会社
HP URL https://www.trans-cosmos.co.jp/
設立 1985年6月18日
上場/非上場 東証プライム市場
本社所在地 〒170-6016
東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 X認定代理店(Advanced)
Criteo Certified Partner(Silver)
Microsoft 広告パートナプログラム(Select)
EBiStar認定パートナー
こんな企業に
おすすめ
・国内だけでなく、海外展開も視野に入れている
・AI技術、データ分析、最新の広告テクノロジーなどを積極的に活用し、広告効果の最大化を目指したい

トランスコスモス株式会社』は、デジタルマーケティングの分野で幅広いサービスを提供するグローバル企業です。

トランスコスモスの強みは、最先端のデジタルソリューションと人材力の融合にあり、海外拠点を活用した大量制作体制で、業種を問わず多様なニーズに対応することができます。

特に広告クリエイティブの分野では、豊富な経験を持つスペシャリストで構成された専門組織を有しており、静止画バナーやランディングページの制作から、動画制作まで幅広く対応可能です。

 

 

ソウルドアウト株式会社

ソウルドアウト株式会社HP_TOP

 

社名 ソウルドアウト株式会社
HP URL https://www.sold-out.co.jp/
設立 2009年12月16日
上場/非上場 東証マザーズ市場
本社所在地 〒112-0004
東京都文京区後楽1-4-14 後楽森ビル19F
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店
Criteo Certified Partner(Platinum)
こんな企業に
おすすめ
・地方の中小・ベンチャー企業
・広告代理業務だけでなく、IT化やDX化などの支援も受けたい

ソウルドアウト株式会社』は、中小・ベンチャー企業のデジタルマーケティング支援を得意とする広告代理店です。

地方を含む日本全国の中堅・中小企業の成長支援を、デジタルマーケティング、ソフトウェア、メディア制作・運営、DXの領域で展開しており、「売上を上げたい」という中小・ベンチャー企業の課題に対して、さまざまなソリューションを提供しています。

Google広告の運用においては、特に地域密着型ビジネス(リフォーム、医療、士業など)や中小企業の特性に合わせたアプローチが特長で、費用対効果を重視した現実的な提案が強みです。

 

守備範囲が広く、大規模なプロジェクトが得意な大手の広告代理店

大規模な予算で、本格的な広告運用を行いたい企業におすすめの大手代理店を紹介します。

サイバーエージェント

 

社名 株式会社サイバーエージェント
HP URL https://www.cyberagent.co.jp/
設立 1998年3月18日
上場/非上場 東証プライム市場
本社所在地 〒150-0042
東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店(Gold)
Criteo Certified Partner(Diamond)
Microsoft 広告パートナープログラム(Elite)
こんな企業に
おすすめ
・大規模な広告キャンペーンを実施したい
・デジタルマーケティング全体を強化したい

サイバーエージェント』は、国内最大級のインターネット広告代理店の1つで、長年の実績と豊富なノウハウを持ち、デジタル広告運用においても高い専門性を持ちます。

傘下にクリエイティブ制作会社を抱えていることから、広告効果を高めるための質の高いクリエイティブの制作も得意としています。

Google広告の運用においては、独自開発のAIを活用したクリエイティブの自動生成ツール「極予測TD」を活用し、効果的なクリエイティブ制作を実現しています。

 

株式会社電通デジタル

株式会社電通デジタル_Topページ

 

社名 株式会社電通デジタル
HP URL https://www.dentsudigital.co.jp/
設立 2016年7月1日
上場/非上場 未上場
本社所在地 〒105-7077
東京都港区東新橋1-8-1 電通本社ビル
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店(Gold)
EBiStar認定パートナー
こんな企業に
おすすめ
・テレビCMなどのマス広告とも連携した取り組みをしたい
・大規模な広告キャンペーンを実施したい

電通デジタル』は、電通グループのデジタルマーケティング専門会社として、総合的なデジタル戦略の構築と実行を得意としています。

自動車、金融、不動産、エンターテイメントなど、大手企業の支援実績が豊富で、ブランディングから売上直結型の施策まで、目的に応じた幅広い提案が可能です。特に、複数のマーケティングチャネルを統合した大規模なキャンペーン運用に強みを持っています。

Google広告の運用おいては、高度なデータ分析とクリエイティブの力を組み合わせたアプローチが特長で、独自の効果測定モデルを活用した運用最適化が可能です。

 

株式会社Hakuhodo DY ONE(旧:株式会社アイレップ)

Hakuhodo DY ONE_HPTop

 

社名 株式会社Hakuhodo DY ONE
HP URL https://www.hakuhodody-one.co.jp/
設立 2024年4月1日
上場/非上場 非上場
本社所在地 〒107-6316
東京都港区赤坂5丁目3-1 赤坂Bizタワー
認定資格 Google Google Premier Partner(株式会社アイレップ)
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店(Bronze)
Criteo Certified Partner(Platinum)
こんな企業に
おすすめ
・オンラインとオフラインを統合したマーケティングをしたい

株式会社Hakuhodo DY ONE』は、2024年4月に、株式会社アイレップデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)が統合して設立された、デジタルマーケティングに特化した広告代理店です。

両社はともに博報堂DYグループであり、インターネット広告黎明期から培ってきたデジタル広告の知見とノウハウを活かし、マーケティング戦略立案から実行、効果測定まで、統合的なデジタルマーケティングサービスの提供が可能です。

また近年では、生成AIを活用したリスキリングサービス「徹底伴走AIコーチング」を始めとする、AI活用推進、CX改革、事業戦略など幅広い領域でのコンサルティング支援も手がけています。国内外問わず、多様な業界への支援経験を基にした、高度な専門性と提案力が強みです。

 

株式会社オプト

株式会社オプト_Topページ

 

社名 株式会社オプト
HP URL https://www.opt.ne.jp/
設立 2015年4月1日
上場/非上場 (株式会社デジタルホールディングス:東証プライム)
本社所在地 〒102-0081
東京都千代田区四番町6 東急番町ビル
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店(Bronze)
Criteo Certified Partner(Sappfire)
こんな企業に
おすすめ
・DX推進やデータ活用など、マーケティング以外の領域でも支援を受けたい

株式会社オプト』は、各業界や顧客、エンドユーザへの深い理解に基づいた、売上向上と事業成長を最優先に考えた戦略の立案・実行で、顧客企業の事業成長の支援に強みを持ちます。

デジタルマーケティング専業の大手代理店として20年以上の実績があり、特にデータドリブンなアプローチを得意としています。

Google広告の運用においては、データ統合プラットフォーム「ONE’s Data」を活用したクッキーレス時代に備えた運用ができます。

 

株式会社セプテーニ

株式会社セプテーニHPTop

 

社名 株式会社セプテーニ
HP URL https://www.septeni.co.jp/
設立 2006年10月
上場/非上場 非上場
本社所在地 〒160-6128 東京都新宿区西新宿8-17-1
住友不動産新宿グランドタワー28F
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Premier)
その他 Meta Business Partner
X認定代理店(Silver)
Criteo Certified Partner(Platinum)
こんな企業に
おすすめ
複数プラットフォームを横断した、統合的な広告戦略を実行したい
・グローバル展開を視野に入れ、国際的なマーケティング戦略を検討している

株式会社セプテーニ』は、デジタル広告に特化した代理店として、特にパフォーマンスマーケティング※に強みを持っています。
※パフォーマンスマーケティング:広告の表示回数やクリック数ではなく、コンバージョンなどの具体的な成果に基づいたマーケティングのこと。

広告効果の可視化と継続的な改善提案に力を入れており、定期的なレポーティングと戦略ミーティングを通じて、クライアントの事業成長をサポートする姿勢が評価されています。

Google広告の運用においては、AI技術を活用した独自の運用プラットフォーム「Precog」を用いて、効率的な予算配分と入札最適化を実現しています。

 

小額の予算から柔軟に対応できる広告代理店

少額の予算で効果的な広告運用を行いたい企業におすすめの代理店を紹介します。

スリーカウント株式会社

株式会社スリーカウント_Topページ

 

社名 スリーカウント株式会社
HP URL https://www.three-count.jp/
設立 2007年6月11日
上場/非上場 非上場
本社所在地 〒430-0919
静岡県浜松市中央区野口町501 2F
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Certified)
その他
こんな企業に
おすすめ
静岡県内の中小企業
・少額予算からWeb広告運用を始めたい

スリーカウント株式会社』は、静岡県浜松市に拠点を置くWebマーケティング会社で、低コストでスピーディーな対応を重視している広告代理店です。

静岡県を中心に500社以上の企業への支援実績があり、地域に根ざした企業である一方で、全国レベルのWebマーケティングの知見も有していて、地方の中小企業から上場企業まで、幅広い顧客層に対応可能です。

30分間の無料コンサルティングを提供し、顧客の課題やニーズを丁寧にヒアリングした上で、最適なWebマーケティング戦略を提案しています。

 

株式会社アトルクス

 

社名 株式会社アトルクス
HP URL https://www.attolux.co.jp/
設立 2011年5月12日
上場/非上場 非上場
本社所在地 〒600-8492
京都府京都市下京区四条通新町東入月鉾町39番地1 四条烏丸大西ビル401
認定資格 Google Google Premier Partner
LINEヤフー Sales Partner (Certified)
その他
こんな企業に
おすすめ
・少額予算からWeb広告を始めたい
・Webサイト制作やSEO対策も依頼したい

株式会社アトルクス』は、京都府に拠点を置く検索エンジンマーケティング(SEM)に特化したSEMプロモーション専門会社で、SEO対策、リスティング広告、SNS広告など、検索エンジンからの集客を最大化するサービスに強みを持ちます。

専任の担当者がつくため、顧客と密にコミュニケーションを取りながら、スピーディーかつ丁寧な対応が可能になり、設定変更も最短での対応が可能です。

顧客の予算に合わせて、費用対効果の高いWebマーケティング戦略を提案・実行していて、少額予算での運用にも対応しています。

 

まとめ

Google広告は、Googleの各種サービス(Google検索、YouTube、Gmailなど)や提携サイトに広告を掲載できるオンライン広告プラットフォームです。

幅広いユーザへのリーチ力や、機械学習による自動最適化機能に強みを持ち、上手く活用できれば業種や商材を問わず、広告効果の向上が期待できます。

また、Google広告運用を代理店に委託することで、運用工数が削減できる、豊富な運用ノウハウによる最適な運用ができる、最新情報と機能を活用できる、などのメリットがあります。

代理店選びのポイントなども参考に、自社に適した方法でGoogle広告を始めてみましょう。

 

WEBマーケティングの成果を上げたい方へ

ウェブ部の運営団体である「株式会社メディックス」は、WEBマーケティングに関するコンサルティング及び代理店サービスを提供しております。
メディックスは成果を上げるために、以下の点にこだわります。

  • 徹底的な顧客理解
  • ユーザー視点でのプランニング
  • マーケティングパートナーとしてのビジネススタンス

ウェブ部の内容に少しでも興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせください。


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