P-MAXのオーディエンスシグナルとは?効果的な設定方法を解説|ウェブ部

P-MAXのオーディエンスシグナルとは?効果的な設定方法を解説

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P-maxオーディエンスシグナル_アイキャッチ

P-MAXのターゲティング精度を高めるために活用したい機能の1つにオーディエンスシグナルがあります。

いざ設定しようとすると、選択できるオーディエンスシグナルの種類が多く、どのように設定すると効果的なのか分からない、とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、次の内容を中心に解説します。

・オーディエンスシグナルを設定することで、どのような効果が期待できるのか

・効果的なオーディエンスシグナルの選び方

P-MAXの概要を知りたい方は、次の記事をご参考ください。
P-MAXキャンペーンとは?メリット・デメリット、 設定方法や運用のコツを紹介!

 

オーディエンスシグナルとは?

オーディエンスシグナルとは、商材と親和性の高いオーディエンス情報を設定することで、P-MAXのターゲティング最適化に役立つ機能です。

GDNのように、設定したオーディエンスにのみ配信されるのではなく、オーディエンス情報を元に配信が最適化されます。

P-MAXは、AIの機械学習によって効果の見込めるターゲットへ配信を最適化しますが、何も指針がない状態から学習を始めると、効果が安定するまでに時間がかかってしまいます。

オーディエンスシグナルを設定することで、AIに学習の指針となる情報を与え、機械学習が安定しやすくなる効果が期待できます。早期に機械学習を安定させるためにも、コンバージョンしやすいオーディエンス属性が明らかな場合は、オーディエンスシグナルを設定することをおすすめします。

設定できるオーディエンスの種類

設定できるオーディエンスは全6種類です。複数登録が可能なので、親和性の高いオーディエンスはすべて登録しておきましょう

1.広告主様のデータ(データセグメント)

Webサイトに訪れたユーザや、自社の顧客リストを活用することができます。自社サービスと既に接点があるユーザであり、相性が良いオーディエンスと言えます。

2.購買意向の強いセグメント

その名のとおり、購入意向が強いと判断されたユーザがセグメントされたオーディエンスで、ユーザの検索行動や、サイトの閲覧行動などをもとに判断されています。スポーツウェア、販売系の求人情報、投資サービスなどを選択できます。

購入に至る可能性が高いセグメントなので、自社のターゲットに近いセグメントがあれば、活用を検討してみましょう。

3.アフィニティセグメント

アフィニティセグメントは、ユーザの趣味や習慣、ライフスタイルなどに基づいてセグメントされたオーディエンスです。アウトドアファン、高級ブランド好き、頻繁に外食などを選択できます。

4.ライフイベント

人生の節目となるライフイベントを迎えているユーザがセグメントされたオーディエンスです。引っ越しや結婚、就職などを選択できます。

5.詳しいユーザ属性

年齢や性別など、基本的なデモグラフィック情報よりも細かい粒度でセグメントされているオーディエンスです。子どもの年齢や配偶者の有無、仕事の業種などを選択できます。

6.カスタムインタレスト

自社サービスに合わせてセグメントし、作成できるオーディエンスです。ターゲットが情報収集していると考えられる、親和性の高いキーワードや、ターゲットが閲覧・利用する可能性の高いURLやアプリを設定することで、自社サービスに最適なセグメントを作成することができます。

 

効果的なオーディエンスの選び方

紹介したように、デフォルトで用意されたものから自由にセグメントできるものまで、オーディエンスの種類は豊富にあります。オーディエンスシグナルを効果的に活用するためには、どのようにしてオーディエンスを選択するべきかをご紹介します。

他のキャンペーンの傾向を確認する

Google広告では、どのようなオーディエンスが広告をクリックしているか、管理画面で確認することができます。P-MAXを配信していない場合は、P-MAX以外のキャンペーンの分析結果を確認し、相性が良いセグメントを知ることができます。

【管理画面】
オーディエンス、キーワード、コンテンツ → オーディエンス → 成果の高いオーディエンス セグメント(分析情報を表示)

成果の高いオーディエンスの確認

レコメンドされたオーディエンスを選択する

検索キャンペーンや競合企業の情報を参考に、おすすめのオーディエンスをレコメンドしてくれます。自分で分析をして選択する余裕がない場合は、レコメンドされたセグメントの中から選択してみましょう。

オーディエンスのレコメンド

アセットグループに適したオーディエンスを選択する

P-MAXでは、アセットグループごとに入稿するクリエイティブを分けることができるため、ターゲットや商材ごとにアセットグループを分けて運用する場合があります。その場合、アセットグループ毎に適切なオーディエンスが異なることもあるため、すべて同じ設定にするのではなく、アセットグループに適したオーディエンスを設定しましょう

 

まとめ

P-MAXのオーディエンスシグナルは、AIに学習の指針となる情報を与えることで、機械学習が安定しやすくなる非常に有効なツールです。

設定可能なオーディエンスは、既存顧客のデータからライフイベント、カスタムインタレストまで多岐にわたります。それぞれのオーディエンスの特長を理解した上で適切に設定し、P-MAXの効果を最大化しましょう。

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