【2024年最新】P-MAXキャンペーンとは?メリット・デメリット、 設定方法や運用のコツを紹介!|ウェブ部

【2024年最新】P-MAXキャンペーンとは?メリット・デメリット、 設定方法や運用のコツを紹介!

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P-MAX/パフォーマンスマックスキャンペーンとは?

【2024年最新】P-MAXキャンペーンとは?メリット・デメリット、 設定方法や運用のコツを紹介!

 

パフォーマンスマックスキャンペーン(以下、P-MAXキャンペーン)とは、Google広告で利用できる、キャンペーンの1つです。

P-MAXキャンペーンは、機械学習の機能を最大限に活用できるという特長があり、今、活用することをおすすめしたいキャンペーンです。

本記事では、まだP-MAXキャンペーンを利用したことがない方に向けて、P-MAXキャンペーンとは何か、そのメリット・デメリット、設定方法、などのP-MAXキャンペーンの基本を解説します。また、広告の運用のコツも併せて紹介しますので、ぜひ、最後までご覧ください。

 

P-MAXキャンペーンとは?

P-MAXキャンペーンとは、2021年にGoogleが提供を開始した、広告キャンペーンの1つです。

Google広告のキャンペーンを作成する際、Google検索結果ページに広告を配信したい場合は”検索キャンペーン”、YouTubeに広告を配信したい場合は”動画キャンペーン”といったように、広告を配信したい配信面に対して、それぞれのキャンペーンを作成する必要がありました。

しかし、P-MAXキャンペーンを1つ作成すれば、Googleのすべての配信面(検索、ディスプレイ、YouTube、Gmail、Googleマップなど)に対して広告を配信できるのが特長です。

oogle広告_P-MAXキャンペーンイメージ

引用元:https://blog.google/products/ads-commerce/performance-max/

 

これまで、複数に分けざるを得なかったキャンペーンを、1つにまとめられるという特長は、様々なメリットをもたらします。

次に、P-MAXキャンペーンのメリットとデメリットを紹介します。

 

P-MAXキャンペーンのメリット

P-MAXキャンペーンを利用することで、日々の広告の運用調整の手間が大幅に削減され、さらに、広告の効果の最大化を見込むことができます。

ここでは、P-MAXキャンペーンのメリットについて詳しく紹介します。

 

広告の運用にかかる工数を大きく削減

P-MAXキャンペーンは、日々の広告の運用にかかる工数を、大幅に削減することができるキャンペーンです。

広告の運用では、ターゲティング別の効果やトレンド、ユーザの動きを加味して入札の調整を行う必要があります。もし複数のキャンペーンを運用していれば、キャンペーンの数だけ入札の調整が必要となり、さらに、キャンペーンごとの効果を加味した予算配分についても、日々考えなくてはいけません。

それに対して、P-MAXキャンペーンであれば、1つのキャンペーンですべての配信面に広告の配信が可能なため、配信面別にキャンペーンを分けて管理する必要がありません。

また、入札の調整に関しても、目標、予算、アセットの3つを設定するだけで、キャンペーンごとの予算の最適化、入札の調整、オーディエンスの調整など、広告の運用に関わるほとんどの作業をAIにより自動で行うことができます。

このように、P-MAXキャンペーンを利用すれば、広告の運用に関して、ほとんど手を動かすことなく、広告の配信を行うことができます。

手を動かす必要がないと聞くと、広告の効果について不安に思う方がいるかもしれませんが、P-MAXキャンペーンは広告の効果についても大きなメリットがあります。次で詳しく説明します。

 

コンバージョン数の最大化ができる

P-MAXキャンペーンは、機械学習を最大限に活用できるため、従来のキャンペーンに比べて、広告の効果が向上することが期待できます。

まずは、機械学習を活用した機能の1つである自動入札において、一般的に、学習の材料となるコンバージョンの数は、多い方がよいとされています。これまで配信面別に複数のキャンペーンに分かれていた情報を、1つのキャンペーンに統合できるP-MAXキャンペーンであれば、機械学習に利用できるデータ量が大幅に増加し、AIによる広告の最適化の精度が向上します

次に、単にデータ量が増えるだけではなく、複数の配信面の情報を横断することで、関節的な効果も考慮してコンバージョンにつながる運用を行うことができます。

その結果、より効率的にコンバージョンの獲得が可能になり、パフォーマンスの改善やコンバージョン数の最大化が期待できます。

 

P-MAXキャンペーンのデメリット・注意点

P-MAXキャンペーンの運用にあたって、事前にデメリットや注意点を把握しておく必要があります。

ここでは、代表的なデメリット・注意点を3つ解説します。

 

学習期間中は効果が不安定

P-MAXキャンペーンでは、機械学習が完了するまでに時間がかかります

Googleが推奨しているP-MAXキャンペーンの学習期間は、最低でも6週間です。学習期間中は、パフォーマンスが不安定になりやすく、効果がばらつく可能性が高くなります。

そのため、1~2ヵ月など、限定的な期間での広告の配信や、効果の即時性を求めるケースは、P-MAXキャンペーンの利用には向いていません。

一方で、学習期間の長さや不安定さを理解した上で、時間と予算を確保することができるのであれば、P-MAXキャンペーンを利用すべきでしょう。

 

広告の運用上の細かなコントロールが難しい

P-MAXキャンペーンでは、設定した予算と目標に基づいて自動で入札の調整が行われるため、広告主が意図的に細かな調整を行うことができません。

従来のキャンペーンであれば、特定のオーディエンスリストに絞った配信や、費用対効果が悪いグループの入札を抑える、といった対応を即時に自身の判断で行うことができます。しかし、P-MAXキャンペーンでは、個別に詳細な調整ができないため、特定のタイミングでの意図的なコントロールは難しいです。

もちろん、P-MAXキャンペーンは、学習材料がたまることで最適化されていくため、効果が悪いグループへ配信が続くことはありません。また、人が運用する以上のシグナルを検知して、最適化することができるので、効果の改善が期待できます。そのため、利用する際は、この自動化の特性を理解して、長期的な視点での運用を心掛けることが重要です。

 

配信結果の分析が難しい

P-MAXキャンペーンでは、レポートで確認できる指標も限られており、従来のキャンペーンに比べて効果検証が困難です。

例えば、キーワードレポートやカスタマイズしたオーディエンス別の成果を、詳細に把握することができないため、従来のキャンペーンと同じ感覚で、広告の運用・効果の改善をしようとすると、戸惑うと思います。

しかし、P-MAXキャンペーンでは、配信面の期間の比較レポートやプレースメントレポート、アセット別レポートなど、確認できる指標も十分にあるため、機械学習に任せられる部分は任せつつ、アセットやリンク先の内容などの改善できるポイントを押さえながら活用しましょう。

 

P-MAXキャンペーンを推奨するアカウントの要件

P-MAXキャンペーンの利用は、次の要件を満たすアカウントが推奨されます。

 

  • コンバージョンや売上を目的とした広告の配信である
  • 明確なコンバージョン目標が設定されている
  • 継続的な広告の配信を前提にしている
  • リーチを拡大してコンバージョン数を増やしたい

 

P-MAXキャンペーンは、認知を目的とした広告配信よりも、具体的な成果を求める広告配信に適しているキャンペーンです。スポット的な配信ではなく、長期的な運用を前提としています。

また、複数の配信面を横断したキャンペーンであり、機械学習を活かせるように、様々な配信の仕方を試行するための十分な予算を確保することが重要です。

あくまで目安ではありますが、機械学習を活かすための予算として、1日あたり20~30コンバージョンを獲得できる予算が推奨されており、最低でも1ヵ月あたり50コンバージョンを獲得できる予算が必要だとされています。

コンバージョンは、複数の個所に設定することも可能ですので、十分な準備をして利用するようにしましょう。

 

Google広告のP-MAXキャンペーンの設定方法

ここからは、P-MAXキャンペーンの設定方法を、フローごとに説明します。

P-MAXキャンペーンの作成は、Google広告アカウントのダッシュボードから行うことができます。

 

1.「新しいキャンペーン」を作成

従来のキャンペーン作成と同様に、新しいキャンペーンの追加を選択します。

 

2.キャンペーン目標を選択

キャンペーン目標として、次のいずれかを選択します。

 

  • 販売促進
  • 見込み顧客の獲得
  • ウェブサイトのトラフィック
  • 来店数と店舗売上の向上
  • 目標を指定せずにキャンペーンを作成する

 

これらのキャンペーン目標以外を選択した場合、P-MAXキャンペーンは利用できません。

P-MAX_キャンペーン目標を選択

 

3.コンバージョン目標の設定

デフォルトでアカウントに設定されているすべてのコンバージョンが選択されているため、P-MAXキャンペーンで使用する、任意のコンバージョンを選択します。

P-MAX_コンバージョン目標を選択

 

4.キャンペーンタイプの選択

『P-MAX』を選択します。

P-MAX_キャンペーンタイプの選択

 

5.Google Merchant Centerのアカウントを選択し、商品を販売する国を指定

Google広告のアカウントと、Google Merchant Centerが連携済みの場合のみ、アカウントの選択と、国の指定を行います。

 

6.広告の最終ページURLの設定

広告のリンク先として使用するページを指定します。後ほど設定することも可能です。

P-MAX_広告の最終ページの選択

 

7.キャンペーン名の設定

任意のキャンペーン名を設定します。

P-MAX_キャンペーン名の設定

 

8.入札戦略の設定

『単価の設定』、または『顧客の獲得』を選択します。

『単価の設定』を選択した場合は、その後、重要視する要素は『コンバージョン数』、または『コンバージョン値』のどちら?を選択し、『目標コンバージョン単価』、または『目標費用対効果』の設定を行います。

P-MAX_入札戦略設定

 

9.地域・言語

P-MAXキャンペーンの地域・言語・最終URLの拡張設定は、広告の表示範囲と効果を最適化するために重要です。

地域設定では、ターゲットとする国や地域を選択し、必要に応じて、特定の地域を除外することも可能です。言語設定は、ターゲット地域の主要言語を選択します。

P-MAX_地域設定

 

10.アセットの自動作成と最終ページURLの拡張の設定

広告文や画像、動画などのクリエイティブ(アセット)は自動作成の機能を利用するかどうかにチェックを入れる。

また、広告のリンク先となる最終ページURLを、設定したページのみに限定するか、または拡張するか、を選択する。

拡張をオンにすると、設定したページ以外にも、同一ドメインのURLの中から、ユーザと関連性の高いページがリンク先として使用される場合があります。

P-MAX_アセットと最終ページURLの拡張設定

 

コンバージョン数を最大化したい場合は、拡張設定をオンにすることをおすすめしますが、意図しないページが配信されるリスクもあるため、注意が必要です。

すでに使用していないページや、関連性が低いURLがわかっている場合は、『URLを除外』から、事前に除外設定を行うことができます。

 

11.アセットの設定P-MAX_アセットの設定

見出し・説明文・画像・動画などの広告クリエイティブのことをアセットといいます。ここでは、各広告枠用に必要なアセットを設定します。

機械学習の観点から、可能な限り多くの種類のアセットや様々なパターンを用意して検証することが重要です。

 

 

アセットの種類 設定可能な数 推奨設定
画像 20 横長(縦横比1.91:1):4以上

スクエア(縦横比1:1):4以上

縦長(縦横比4:5):2以上

ロゴ 5 スクエア(縦横比1:1):1以上

横長(縦横比4:1):1以上

動画 5 横向き(縦横比16:9):1以上

スクエア(縦横比1:1):1以上

縦向き(縦横比9:16):1以上

広告見出し 15 11以上
長い広告見出し 5 2以上
説明文 5 4以上
会社名 1
行動を促すフレーズ 1
広告表示オプション 1 4以上

 

12.検索テーマの設定 ※ベータ版

検索テーマの設定機能は、Google広告にて2023年10月にベータ版としてリリースされた機能です。

広告のアセットやLPなどには含まれていないが、ターゲットユーザと関連性が高い検索語句を追加することで、AIの学習材料の1つとしてインプットすることができ、パフォーマンスを高められる可能性があります。

P-MAX_検索テーマの設定

 

13.オーディエンスシグナル

オーディエンスシグナルとは、機械学習を促進させるために、任意で設定可能なユーザ群のことです。

配信対象のユーザの絞り込みや除外の設定ではなく、あくまで最適化の指標の1つとして参考にされるデータではありますが、過去に別のキャンペーンで効果的なオーディエンスが発掘されている場合は、学習に必ず設定しておきましょう。

P-MAX_オーディエンスシグナル

 

14.予算の設定

ここでは、1日当たりの平均予算を設定します。

実際の広告費用は、ここで指定した予算を下回ることも、最大2倍まで上回ることがありますが、1ヵ月の請求額は設定した”平均予算”×”1ヵ月の平均日数”を超えることはありません。

P-MAX_予算の設定

 

P-MAXキャンペーンの運用のコツ

P-MAXキャンペーンで成果を上げるためには、検証期間を把握した予算・配信設計や目標の設定、アセット内容を充実させることが必要です。

ここでは、P-MAXキャンペーンの運用のコツを詳しく解説します。

 

検証期間を把握した予算・配信の設計

P-MAXキャンペーンは、既存の配信と並走して、最低でも4週間以上の配信をすることが推奨されています。

この4週間を検証期間として、機械学習に十分なデータを収集させることが、P-MAXキャンペーンの効果を最大化する秘訣です。

予算設定については、既存キャンペーンと同等か、それ以上の予算を割り当てるのが効果的です。また、検証期間中は、頻繁な調整を避け、AIの機械学習を妨げないようにしましょう。

 

適切な目標設定

P-MAXキャンペーンは、同じ目標を設定している既存キャンペーンの平均〜1.5倍程度の入札額から始めるのが望ましいです。

この目標設定により、競争力を持ちながらもコスト効果を最大化できます。

P-MAXキャンペーンは、機械学習を活用しているため、初期段階で無理な目標を設定すると、パフォーマンスが低下するリスクがあります。

現実的な目標を設定して徐々に調整していくことが、パフォーマンス向上のポイントです。

 

十分な予算の確保

P-MAXキャンペーンの成功には、十分な予算の確保が欠かせません。

1日あたり20~30件のコンバージョンを確保できる予算を設定することが推奨されます。

また、目標に対して予算が不足していると、予算制限がかかる場合があります。予算制限がかかっている状態では、1日の途中で配信が止まってしまいます。予算制限がかかった状態が続くと、機会の損失や、機械学習が最適化されないリスクにつながります。

そのため、特に初めのうちは予算を十分に確保して、目標と予算のバランスを加味するようにしましょう。

 

アセット内容の充実

アセット内容については、テキスト・バナー・動画など、すべてのフォーマットで設定し、可能な限り各アセットの最大数を設定することが推奨されます。

アセット内容の充実化によって、様々なユーザフェーズや訴求に合わせた広告の表示が可能となり、ユーザにリーチする機会が増えます。

一定の配信量を超えたアセットについては、各アセットごとに、「広告の有効性」という広告に対しての評価がつきます。広告の有効性は、広告の関連性や品質などの項目がみられ、「未完了」、「低い」、「平均的」、「高い」、「非常に高い」といった5段階で評価されます。

この際に、広告の有効性が「低い」と評価された素材は、定期的な更新が必要です。

常に高パフォーマンスの広告を維持することで、コンバージョン率の向上につながります。

 

アセットグループを使用したアセットの管理

設定したアセットは、配信面のフォーマットに基づいて、自動的に組み合わせて表示されます。その際に、テーマやターゲット別にアセットを組み合わせたグループのことを、アセットグループといいます。

アセットグループを活用すれば、複数のアセットを作成し、最終リンクURLごとや商品・サービス別に異なるメッセージで訴求することができます。

これにより、特定のターゲットに対して適切な広告メッセージを届けられるため、広告の効果を最大化したい場合には欠かせません。

また、異なるメッセージやクリエイティブをテストすることで、最も効果的な組み合わせを発見できます。

 

まとめ

P-MAXキャンペーンは、機械学習を活用して広告の運用の効率化と効果の最大化を実現する新しい手法です。

従来のキャンペーンとは、分析項目や、調整方法が異なるため、初めて利用する際は、難しいと感じることもあるかもしれません。

しかし、P-MAXキャンペーンの特長を理解して、適切な検証期間と予算を十分に設けることで、従来のキャンペーン以上の効果が期待できるでしょう。

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