あなたはどっち派?Yahoo!とGoogleの検索ユーザレポート|ウェブ部

あなたはどっち派?Yahoo!とGoogleの検索ユーザレポート

ネット市場調査データ

Webマーケターの皆さんが日々の活動の中で、何となく感じていることや気になっていることを、20万人ものモニタの行動ログからひも解くインターネット市場調査 定期レポートです。第1回の今回は、性別・年代別にみるYahoo!とGoogleでの検索行動についてレポートします。

日々の肌感覚と実際の数値に差があるのでしょうか?

■分析概要

全国の20万人規模のモニタ会員の協力により、ネット行動ログとユーザ属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、2015年3月の1ヵ月間で、Yahoo!での検索回数、Googleでの検索回数を集計。男女別や年代別で比較検証を行いました。
※検索回数はPCからのアクセスを集計
※男女別、年代別はVALUES保有モニタでの出現率を基に、国内ネット人口に則して推計

ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)では、一般ネットユーザの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、1ヵ月あたりのキーワード検索回数をYahoo!検索とGoogle検索で各々集計し、男女別や年代別で比較しました。

■結果

女性はYahoo!派が優勢、若年層はGoogle利用比率が高い!

◆1月あたりの検索回数、男性はYahoo!とGoogleの利用が半々。女性はYahoo!利用が6割超。
◆年代別にみると、男女とも20代はGoogleでの検索割合が高い。

検索サイトの国内2強、Yahoo!とGoogle。サーチエンジンマーケティングにはかかせない2つの検索ポータルサイトですが、その利用実態がどうなっているのかを調べてみました。

 

■考察サマリ

◆1月あたりの検索回数、男性はYahoo!とGoogleの利用が半々。女性はYahoo!利用が6割超。
2015年3月の1ヵ月間で、Yahoo!とGoogleそれぞれの検索回数を集計したところ、全体ではYahoo!検索が53.8%、Google検索が46.2%でした。男性はYahoo!検索とGoogle検索の割合が約50%ずつ、女性ではYahoo!検索の割合が高く、61.7%となっています。女性ではYahoo!派の方が優勢のようです。

図1

 

この結果を踏まえ、女性向け商材の場合は特に、Yahoo!での検索エンジン対策を行うことが重要になると思います。Yahoo!の検索関連広告メニューには、『プレミアムサーチディスプレイ』(参考:※1を参照のこと)や『ハイサイト』(参考:※2を参照のこと)など、通常のリスティングとは異なる検索連動型のメニューもありますので、リスティングの次の一手として検討してみてはいかがでしょうか?

 

◆年代別にみると、男女とも20代はGoogleでの検索割合が高い。
次に、年代別でYahoo!とGoogleの検索利用割合を比較してみましょう。20代ではGoogle検索の割合が約60%とYahoo!検索を上回っていますが、30代では約半々になり、40代以降ではYahoo!検索の割合が高くなっています。

図2

 

昔から認知されているYahoo!は年代が上に行くほど利用割合が高いですね。

前章でふれた『プレミアムサーチディスプレイ』や『ハイサイト』などの検索連動型メニューは、検索結果画面の占有率も高いため、比較的ネットリテラシーが高くないと言われる高齢者層向けにはより有効な施策になるかもしれません。

さらに、男女に分けて年代別にみると、20代男性ではGoogle検索が約65%、Yahoo!検索が約35%と、GoogleがYahoo!の利用を大きく上回っていることがわかりました。しかし年代があがるにつれ、Google検索の利用割合は減少し、60代以上の男性では、Yahoo!がGoogleを逆転しています。

一方、女性は20代ではYahoo!検索とGoogle検索がほぼ半々ですが、30代以上ではどの年代でもYahoo!の利用が約6割を超え、Googleよりも多くなっています。

 

図3

こうした傾向を踏まえたメディアプランニングやクリエイティブ改善を行っていくことで、デジタルマーケティング全体の効率化と最大化を実現していきましょう。

参考:※1「プレミアムサーチディスプレイ」

Yahoo!Japanの広告商品で、以下のように指定キーワードの検索結果最上位に画像で広告を表示できることが特長。

図4

 

通常のリスティング広告ではなく、純広告商品であり、広告代理店経由で購入できます。 ※購入できるキーワードには制限あり。

購入できるキーワードは主に社名・サービス名となっているので、利用用途としてはCM配信時などの自社キーワードの検索が増える時期に合わせての実施が多いです。元々掲載審査が厳しく、期間もキャンペーン期間中のみでの利用でしたが、先日規制が緩和され、購入できるキーワードの幅も広がり、掲載期間も長期での掲載が可能となりました。実施できる企業も増え、今後拡大が見込まれる広告のひとつです。

 

★スペック ※2015年7月現在

【掲載場所】
■PC
WEB検索結果1ページ目上部

■スマートフォン
iPhone、Androidに最適化されたWEB検索結果1ページ目上部、
および一部Yahoo! JAPANのアプリの検索結果1ページ目上部

※一部対象外のアプリがあります。

【掲載期間】
1日間~1ヵ月間を自由設定(平日掲載開始)

【料金】
50万円~/1~5キーワード/1プロモーション
100万円~/6~10キーワード/1プロモーション

※購入するキーワードによって都度、見積もりとなります。

 

参考:※2「ハイサイト」

Yahoo!Japanのユーザ利便性向上の取り組みの施策。自然検索結果の順位に応じて表示のされ方は異なりますが、1位の場合は以下のキャプチャーのように、「企業ロゴ」「カテゴリへのリンク」「キャンペーンバナー」を掲載することができます。これにより、ユーザはその企業の興味があるコンテンツへストレスなく辿り着くことができ、掲載する企業側にとってはコンバージョン率の向上に寄与します。

 

また、検索結果画面の画面占有率を上げることにもつながり、ユーザメリットと共に企業側にもメリットがあります。

※この掲載方式に対応するためには申し込みと料金が必要です。※多商品・サービスを取り扱っている企業様向け

図1

PC・スマートフォン共に掲載が可能で、順位により、表示のされ方は変動しますが、掲載のメリットは

①画面占有率のUP

②サイトへの流入増

上記の2点が見込めます。

①についてはPCが通常の検索結果に比べて約2.5倍、スマートフォンが約2.6倍の画面占有率UPとなります。

②についても弊社実績でCTR増加率が110~150%ほどの増加結果が出ております。

 

利用料金については「適用デバイス」や「キーワードの種類」により変動します。詳細はお問い合わせください。

【調査データ提供】
株式会社ヴァリューズ

図5

 

 

VALUESが事業支援のためのソリューションとして立ち上げたサービスの1つが『ネット行動分析サービス』です。これは20万人規模の一般ユーザのPC上での行動ログとデモグラフィック情報を活用した、次世代のマーケティング手法です。
http://www.valuesccg.com/service/service_detail/id=71

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