SNS企業アカウントはもういらない?!SNSシェアボタンの活用方法とは?|ウェブ部

SNS企業アカウントはもういらない?!SNSシェアボタンの活用方法とは?

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人とのつながりや情報収集だけにとどまらず、商品購入やプロモーションなど、私たちの日常生活に欠かせない存在になっているSNS。それぞれのSNSで企業アカウントを持ち、顧客とのつながりを築くことは大切なことですが、すべての企業が企業アカウントの担当者を置き、定期的な投稿で運用をするための費用や時間を捻出できるわけではありません。
そんな時、企業アカウントを持たずにユーザからユーザへと情報を通じてつながることができるSNSシェアボタンを有効活用してみませんか。

ここでは、現在の利用率が高いFacebook、Twitter、LINEの3つのSNSシェアボタンの設置について紹介します。

SNSシェアボタンとは?

いまや日常でサイトを見る際に必ず目にするSNS系のボタン。
SNS系のボタンには、大きく分けて企業アカウントへの導線となるSNSボタン(A)と「いいね」や「友達に知らせる」といったSNSシェアボタン(B)の2種類があります。

企業サイトや商品、サービスなどのブランドサイトに多く見かけるのは、広報の役割を持たせたSNSの企業アカウントへの導線となるSNSボタン(A)です。

一方、SNSシェアボタン(B)はその名のとおり、シェアすることが目的なので、ブログやコラムなど、人に役立つ情報が掲載されているページで多くみかけます。このSNSシェアボタンには、情報を支持・共感している人数を表示させる「いいね」ボタンやページ情報をユーザのタイムラインへ投稿する「ツイート」「シェア」ボタンなど、各SNSに応じて複数の種類があります。

SNSボタン FB例 TW例

SNSシェアボタン(B)で、ユーザのタイムラインへと投稿された情報は趣味嗜好が似ているユーザ同士のつながりの中で共感が得られやすく、「いいね」や「リツイート」で、さらに拡散される可能性があります。

ブログやコラムだけでなく、企業サイトやブランドサイトにも取り入れることで、企業アカウントを持たずにSNSを活用することができます。

SNSシェアボタンが押されたらどうなる?

SNSシェアボタンが押された!さて、その次は?
SNSの種類によってボタンが押された後の流れが異なります。
この記事では、Facebook、Twitter、LINEの3つのSNSシェアボタンの種類を紹介します。

Facebookのシェアボタン

・いいね!ボタン
ユーザのFacebook上でシェアされます。

Facebookのシェアボタン

・シェアボタン
ユーザがコンテンツに対するメッセージを追加してから、自分のタイムラインに投稿してシェアされます。

Facebookのシェアボタン2

趣味嗜好の似ているつながりのある友達に対して、自分と好みが似ているユーザが共感した情報として広がります。

Facebookの公式ボタンは、Facebookの開発者サイトでコードを生成することができます。

Twitterのシェアボタン

・シェアボタン
ユーザがコンテンツに対するメッセージを追加してから、自分のタイムラインに投稿してシェアされます。

Twitterのシェアボタン

趣味嗜好の似ているつながりのある友達に対して、自分と好みが似ているユーザが共感した情報として広がります。

Twitter公式ボタンは、Twitter公式サイトでコードを生成することができます。

LINEのシェアボタン

・LINEで送るボタン
ユーザが「シェア先を選択(友だちとシェア、または、タイムラインに投稿)」を指定すると宛先に送信または投稿され、シェアされます。

LINEのシェアボタン

ユーザが友だち宛てに送信した場合、情報を共有したい友だちを特定してシェアされるため、ページへの流入率が高まります。また、タイムラインに投稿された場合、タイムラインを見た友だちすべての目にとまるため、信頼性のある情報として広がります。
※各SNSの投稿の表示はユーザの公開設定によっては、表示されない場合があります。

オリジナルボタンにするメリットは?

オリジナルボタン

FacebookとTwitterでは公式ボタンではなく、オリジナルボタンを利用することもできます。
オリジナルボタンにすることのメリットは大きく2つあります。

デザインの統一感が出る

各種SNS公式ボタンのサイズはバラバラのため、並べて表示した場合、見た目のバランスが悪くなります。
サイトのデザインに合わせ、サイズが同じボタンデザインにより統一感を出すことで、ブランドイメージを損なうことなく、シェアボタンの機能のみを利用することができます。
また、設置する場所に適したデザインのSNSシェアボタンを配置することで、ユーザが押したいときにすぐボタンが押せるページ設計ができるようになります。

ページ読み込みスピードの改善

公式のSNSシェアボタンはjavascriptを読み込む場合が多く、表示されるたびにSNS側からボタンへの通信が発生するため、その分、ページの読み込みスピードが遅くなる原因につながる恐れがあります。
オリジナルボタンにすれば最適な設置方法でSNSシェアボタンを取り入れることができるようになります。

オリジナルボタンを作成する際の注意点として、各SNSのブランドガイドラインに準拠する必要があります。ご注意ください。
2018年8月現在、LINEではソーシャルボタンは専用アイコンを使用することが必須である旨ガイドラインに記載されています。ほかのSNSも色の規定や古いマークの使用禁止など規定されていますので、最新のガイドラインを確認してください。

Facebook ブランドリソースセンター
https://ja.facebookbrand.com/

Twitter ブランドリソース
https://about.twitter.com/ja/company/brand-resources.html

「LINEソーシャルプラグイン」利用ガイドライン
https://social-plugins.line.me/ja/guideline

シェアボタンをぜひ取り入れたい!でもどこに?

SNSシェアボタンはページ内に複数設置しても構いません。
ユーザの行動パターンに応じ、ページの種類別に設置場所を変えて、数個所に設置しましょう。

◆サイト全体
共通の①ヘッダー、②フッターに基本導線の1つとして、設置。
サイト全体で共通の設置個所を設け、ユーザに「どこを押せばよいのか」自然と認知させる役割を持たせます。

◆コラムや記事ページ
③記事タイトル近くと読了後の④記事終了直下に設置。
ユーザの温度感が高いタイミングを逃さない個所に設置することで、もれなく拡散に繋げます。

◆キャンペーンなどの特別サイト
サイトタイトルと絡めた⑤メインビジュアルエリアと⑥ページ内部に大きめに設置。
特に、内部に設置するボタンは通常のサイトより目立つデザインにして、さらなる特別感でユーザ同士の盛り上げにつなげます。

シェアボタン配置場所

Googleオプティマイズでシェアボタンの効果の確認しよう

SNSシェアボタンを設置したけど、本当にこの場所、このデザインでいいの?と不安に思う方も多いはずです。そんなときはぜひ、無料ウェブテストツール「Googleオプティマイズ」を利用してみてください。

無料版の「Googleオプティマイズ」ではオリジナルを含め、同時に8パターンのテストが行えます。テストを行い、自分のサイトにどの場所、どのデザインが効果的か調べることができます。

(例)

◆オリジナル
テストを行う前の元のページ

◆テストパターン例1
オリジナルボタンを公式ボタンに変更

◆テストパターン例2
ファーストビューのSNSシェアボタンの位置を移動

シェアボタン 配置場所 オプティマイズ実験

異なるデザインのオリジナルボタンに差し替えるテストを行いたい場合は、サーバに変更したい画像をアップロードすればテストすることができます。なお、Googleオプティマイズでテストを行うには、テストを行いたいページにGoogleオプティマイズタグを埋め込む必要があります。

▼Googleオプティマイズに関する詳しい記事はこちら

大解剖!無料のウェブテストツールを使わないなんて損してない?
1.~Googleオプティマイズを「知る」編~
https://medix-inc.co.jp/webbu/googleoptimize-1-3068

2.~Googleオプティマイズを「設定」編~
https://medix-inc.co.jp/webbu/googleoptimize-2-3173

3.~Googleオプティマイズを「レポーティング」編~
https://medix-inc.co.jp/webbu/googleoptimize-3-4426

最後に

拡大を続けるSNS市場。もちろんSNSの企業アカウントは、運用が可能であれば持っている方がユーザとのつながりを深める重要なツールになります。しかし、多数あるSNSの企業アカウントをそれぞれ運用するのは費用も時間もかかります。
ぜひ、SNSシェアボタンを活用して、SNSの波に身を投じてみませんか?

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