旭化成不動産レジデンス様について
旭化成不動産レジデンス様は、都市部を中心に都市開発事業、賃貸管理事業、売買・仲介事業を展開する総合不動産会社です。旭化成グループの一員として、住まいと暮らしに関する様々な分野で社会に貢献されています。 賃貸管理事業のブランドとして、HEBEL HAUSの賃貸住宅「へーベルメゾン」を持ち、高い安全性能と充実の設備を備え高品質な賃貸住宅を提供されています。
旭化成不動産レジデンス株式会社
業界：不動産
対象サイト：
HEBEL HAUSの賃貸住宅へーベルメゾン
制作期間：2015年7月～2015年12月
担当領域：Webサイト戦略 / 全体設計 / コンテンツ設計・作成 / 構成 / デザイン / コーディング / キャスティング・撮影（一部）
プロジェクトの概要
旭化成不動産レジデンス様は、賃貸管理事業の拡大にあたり、『へーベルメゾン（当時へーベルROOMS）』のWebサイトの掲載情報を充実させ、オンラインでのマーケティング活動を活性化させる必要がありました。
Webサイトリニューアルを担当する会社の選定のためにコンペを実施。戦略・設計からコーディング、CMSへの組み込みまでをメディックス。データベースとのつなぎこみ、検索システムの開発をAJS株式会社様が担当され、旭化成不動産レジデンス様と3社で協働するプロジェクトとなりました。制作期間は、約半年。ゼロから要件定義するページも多く、短期間での構築となりました。
着手から約6ヵ月で公開。デジタル戦略の中核となるWebサイトへのリニューアルを実現
『へーベルメゾン（当時へーベルROOMS）』のWebサイトは、リニューアル前は情報量が少なく、物件検索や物件の情報も簡易的な状態でした。特に、旭化成不動産レジデンス様の賃貸管理事業では、オリジナルの物件である「ヘーベルメゾン」を取り扱っていますが、当時は物件が持つ機能や快適性などの特長を十分に伝えられていませんでした。メディックスは、Webサイトリニューアルの際に、ユーザビリティの高いUI / UXを実現するとともに、旭化成不動産レジデンス様がユーザに伝えたい情報を掲載できるように設計・構築を実施しました。
レスポンシブデザインを導入して、PCとスマートフォンの両方で同じ機能を提供。特に、物件検索においては、検索導線の改善に注力しました。すべてのページから物件検索が行えるようにし、ユーザが直感的に操作できるUIを実現しました。これにより、検索結果ページと物件詳細ページへのアクセス数が増加し、お問い合わせ数の拡大につながりました。
また、TVCMや街の不動産屋店舗など、主にオフラインで展開していたブランディングの要素をオンラインにも同期し、それらと結びつけるサイトデザインにしました。これにより、マス広告・店舗・デジタルで一体感のあるブランディングを実現。コンテンツ面でも、特に不足していたヘーベルメゾンでの生活の魅力を伝えるための新規コンテンツやコンセプト物件の情報を強化。耐震・耐火性能の高さや快適性・安全性などの強みも掲載し、ブランドと商品の魅力を伝えることを実現しました。
約6ヵ月という限られた期間の中で、新規コンテンツを含む多くのページや機能を具体化し、デジタル戦略の中核となるWebサイトへのリニューアルを実現。その後8年以上にわたりご活用いただいています。
課題
- Webサイトから物件のお問い合わせに繋がっていない
- 自社物件の強みや特長を伝えられていない
- 入居者様のサポート情報がオンラインで十分に提供できていない
成果
- お問い合わせ数が前年比約2倍にアップ
- 特長を伝えることでコンセプト物件も好調に
- 入居者様向けのサポート情報も充実
インタビュー
仲介・賃貸営業本部 営業推進部 プロパティマネジメント推進室 三吉様、同室の楯様に、リニューアル当時から現在の取り組みまでを振り返り、率直な感想をいただきました。
― 制作パートナーの選定時に、メディックスを選んでいただいた決め手はどのようなところでしたか？
当時は選定にあたり、複数社にお声掛けをしてコンペを実施しましたが、メディックス様の提案が一番丁寧で隅々まで考えられていると感じました。マーケティング観点でのWebサイトの戦略や、あるべき形を具体的に提案していただき、Webサイトのイメージをすることができました。当時の課題感に対する回答も広くカバーされていて、納得感が高い提案でした（三吉様）。
― リニューアルの制作期間で印象深かった事はありますか？
まず、このプロジェクトは、当社とメディックス様、システムを担当するAJS様との3社で協働するプロジェクトでした。経験上、複数の会社が関わると、なかなかスムーズにいかないこともあったのですが、メディックス様が中心になってとても円滑にプロジェクトを進めていただいたことが印象的でした。
個人的には、システムに関連した要件決定の締め切りが毎週のようにあったのでとても苦労したのですが、メディックス様もコンテンツ設計・UIパートとシステム領域とで担当ディレクターを分けていただき、システム領域の仕様決め、資料作成をサポートしていただいたので、すごく助かりました。結果的にそれぞれの領域で丁寧に議論して要件を詰めることできましたし、期間内に進行することができました（三吉様）。
― 実現できたことはどのようなことでしたか？
多くのことを新たに実現できたと思っています。ユーザが物件を検索し、そこからお問合せにつなげる導線が作れましたし、物件の魅力をハード・ソフト両面で伝えることができるようになりました。また、ご入居者様のためのサポート情報も充実させることができました。
物件検索や物件の掲載情報を決めていく際には、社内外のメンバーとも十分に議論して合意しながら進める必要がありましたが、メディックス様と一緒に毎週定例会議を行って丁寧に内容を決定していきました。要件定義の会議に営業担当者にも集まってもらい現場が必要とする掲載情報について、ヒアリングを行い、検索・一覧・詳細の掲載情報を議論していきました。決定した情報をUIデザインに落とし込み、データベースとつきあわせながら機能を作っていきました。
こうして丁寧に仕様を決めて開発したので、8年経った今でも利用できるWebサイトになったと思います（三吉様）。
ー 公開後の成果や反響はありましたか？
はい、まずWebサイトからのお問い合わせ数ですが、対前年比で約２倍のお問い合わせ数になり、リニューアル直後から大きな成果がありました。
また、リニューアルしたWebサイトを社内外にもPRを行い、好評をいただきました。例えば、募集代理店様の表彰式の場で新しいWebサイトをお披露目したり、物件オーナー様向けのパンフレットにもWebサイトを掲載したりと、幅広く認知を行いましたがいずれも大変好評をいただきました。
また、自社のコンセプト物件やサービスの特長をよりわかりやすく掲載することができるようになりましたし、オンラインでユーザに来訪いただく場として中心的な役割を担ってくれています（三吉様）。
ー リニューアル以降も長くメディックスをご利用いいただいていますが、どのように評価されていますか？
メディックス様とは、リニューアル後もサイトの運用、デジタルマーケティング全般の施策でお取引させていただいています。やはり、当社の商品や課題感についても認識をしていただいて、その上で、私たちがやりたいことをうまく実現してくれます。
また、制作領域だけではなく、データ分析領域では、アカウントプランナーの方を中心に、GAで分析するダッシュボードを立ち上げていただき、日常的な細かい質問にも丁寧に、そして対応をしていただいているので本当に助かっています。
ページ制作や分析など様々な施策をやってきて、その都度、質の高い対応とアウトプットをしていただいていると感じています。結果的に、ここまでの長いお付き合いをさせていただいています（三吉様）。
私は三吉さんが、産休でお休みに入られた時に担当になったのですが、当時はWebサイトやデジタルマーケティングの知識がほとんどない状態だったので、メディックス様に丁寧に教えていただき、今のように仕事ができるようになったので、とても感謝しています。（楯様）。
ー 今後のデジタルマーケティングの戦略やWebサイトの活用について教えてください。
当社の強みは、コミュニティ賃貸やマイスタイル賃貸といった他社にはないコンセプトの商品を持っていることです。こうした強みをしっかりと打ち出していき、知ってもらいたいと思っています。例えば、「ペット共生型賃貸住宅と言えばヘーベルメゾンだよね」「子育てしやすい賃貸住宅と言えばヘーベルメゾンだよね」という評判をしっかりと確立していきたいと思っています。
特に最近は、「良質な賃貸があるならば、持ち家にこだわらない」という賃貸派も増えてきているという情報もあります。また、賃貸の家賃相場も徐々に高騰してきているので、家賃の費用に見合う物件の質の高さ、付加価値を感じていただくことが重要だと考えています。そうした状況の中で、ヘーベルメゾンの質と価値をもっと知っていただく工夫をオンラインでもしていきたいと思っています。トレンドで言えば、ヘーベルメゾンのZEH対応マンションもその１つです。そういった省エネ対応の賃貸物件の認知や表現方法など、メディックス様にご協力をいただきたいと思っています（楯様）。
また、当社はリピーターのお客様も多く、引っ越しをされる際に再びへーベルメゾンの物件を選んでいただくことがよくあります。既存のお客にも新しい情報を伝えていき、ライフステージや生活の変化に応じて、当社の物件から探していただけると嬉しいなと思っています（三吉様）。
ー 最後に今後のメディックスに期待することがあれば教えてください。
今後は、広告戦略のサポートのためにも、これまで以上にWebサイト分析に力を入れていきたいと思っていますので、このあたりをメディックス様と協力して取り組んでいきたいと思っています。また、指名検索で来ていただくユーザも多いので、WebサイトでのUXをさらに向上すべく検索機能などの充実も図っていきたいと思っています。オンライン上でもユーザに対して質の良い付加価値を提供できるように、Webサイトもアップデートしながらユーザビリティを向上させていきたいので、ご協力をいただきたいと思っています（三吉様）。
Webサイトでお困りのことがありましたら、メディックスにご相談ください。
私たちは成果につながるWebサイト構築、リニューアル実績があります。ただ作るだけではなく、デジタルマーケティングの豊富な知見を活かし、成果にこだわったWebサイト構築を行います。何かお困りのことがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
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