社内の様々な仕事・キャリア・考えに触れる機会
メディックスでは、2020年から、従業員の視野を広げることを目的とした『メンター制度』を導入しました。一般的な『メンター制度』は、新卒・若手従業員をサポートする制度です。メディックスの『メンター制度』は、新卒・若手従業員に限らず、従業員をサポートする制度。従業員同士の斜めの関係性を作り、社内の様々な仕事・キャリア・考えに触れる機会を作ります。その結果、従業員間の関係性や、個々人の視野が広がり、普段感じている不安の解消や、新たな気付きにより自己成長につながると考えています。
2020年度は、若手従業員を対象に
従来、メディックスの若手従業員には、教育担当・チーフ・マネージャがついて、定期的なミーティングにより、綿密なコミュニケーションを取っています。しかし、他部署の先輩と若手従業員との交流の機会は、飲み会や個人的なつながり以外では、あまりありませんでした。これでは、経験豊富な先輩の様々なキャリアや考えを聞くことができません。また、2020年度は、コロナによるリモートワークで、ミュニケーション機会の減少が拍車をかけるかたちで、斜めのつながりは、さらに希薄になっていました。そこで、特に若手従業員の斜めのつながりに課題感があったため、2020年度の『メンター制度』は、若手従業員を対象として実施しました。
回を重ねるごとに親睦が深まった
メンター制度の内容は、主催者側で、若手従業員(新入社員)と経験豊富な先輩従業員を選出し、ペアを作りました。そのペア同士(1on1)で、毎月1回30分~1時間程度、対話のテーマを元に面談を実施。両者が自己開示を意識しながらの面談で、親睦を深めてもらいました。
▼トークテーマ
1回目:お互いを知るため自己紹介 …これまでの経歴と趣味・嗜好について
2回目:メンターの過去について知る…モチベーションの上下と保ち方、過去の苦手だったこと、失敗談など
3回目:メンターと考えを共有する …メディックスの好きなところ、課題だと思うところ/メディックスでできること、できないことを客観的に議論
4回目:2年目が自己開示する…これまでのモチベーションの上下と、メディックスに入社してからぶつかった壁
5回目以降…具体的に話したい内容がある場合は、その話を元に自由に実施。具体的に話したい内容がない場合は、主催者側で提示したトークテーマを対象者が選び実施。
90%が『満足』という結果に
2020年度『メンター制度』実施の結果、対象者14名(2年目従業員)の36%が「とても満足」、64%が「やや満足」との回答が得られました。また、64%が「今後も『メンター制度』を続けたい」と好意的な回答となりました。
これらの結果を踏まえて、2021年度からは年次・役職問わず、希望者での実施とし、本格導入に至ります。今後も『メンター制度』を通して、従業員が普段感じている不安を解消でき、たな気付きを得て、それを業務改善や自己成長に活かしてもらえればと考えています。
参加者の声
- 今まで知ることができなかった先輩のメディックス社員としての顔や、社会人歴の長い先輩の顔を知ることができた。距離がより近くに感じられるようになった。
- 壁にぶつかった頃の話や、どういう風にのりこえていけばyいのか、という話が聞けて参考になった。
- 直接の上司ではなく、評価する立場の方ではないからこそ、余計なことを考えずに、自分の悩みをざっくばらんに話せるのは大変ありがたい。
- 普段一緒に仕事をしない人と話ができて楽しい。
- とても有意義な時間ではあるが、マネージャ方の意見はレベルが高く、なかなか実感がわかないので、自分に取り込む、参考にする、というのが難しいと感じた。
- 希望がある人は、メンターの希望を出せると、なお有意義な制度になると感じた。
- 今後のキャリア形成を相談する目的であれば、回ごとのテーマを変更するべきだと思った。
- 適度にメンターとメンティーの入れ替えをしても良いと思った。
2020年度実施内容をを踏まえた『メンター制度』の内容
目的 :接点が少ない他部署の従業員同士、1on1の交流会を実施
対象者:希望者および、被推薦者(年次・職種問わず)
方法 :
①5~6月に『メンター制度』利用希望者を募集(立候補、マネージャ・部長からの他薦あり)
②メンターについての希望をヒアリングし、人事がマッチングさせる
③7~12月の期間に面談を実施 ※頻度は本人たちに任せる(1回でも可)
実施イメージ
■1回目の内容
お互いを知るための自己紹介(これまでの経歴、現在の仕事、趣味など)
■2回目以降
具体的に話したい内容がある場合は、その話を元に自由に実施。
具体的に話したい内容がない場合は、下記の対話内容例を元に、対象者が話題を選び実施。
メンターから別の社員を紹介してもらうことも可。
緊急事態宣言などの状況を踏まえた上で、BIWA飲みやサシ飲みの利用も可。 ※1回分の飲食代を支給する。(5,000円/人)