ビジネスの上流から関わることで「なぜ必要なのか」から議論できデザイナーとしての視野が広がった

前職ではどのような仕事をしていましたか？

約6年間、Webプロダクションの会社でデザイン業務に従事していました。多くの案件をこなしつつ、対コンペデザインやクライアントへのプレゼン、スマホ・アプリ・VR・営業ツールのUX・UI設計、新人教育、デザインチームのまとめ役、マネージャのサポートまで、あらゆることを経験しました。

メディックスに入社した理由と今の主な仕事は？

以前ご縁あってメディックスの企画制作部の案件に、パートナーとして携わる機会をいただいたのがきっかけです。初めて仕事をした時、わかりやすい進行管理と構成案にとても感動しました。転職を考えた時、またメディックスの方と一緒にお仕事がしたい。と思い入社を決めました。
今はアートディレクター兼デザイナーとして、多分野にわたる案件のサイトデザインに関わっています。自分で手を動かしたり、ほかのデザイナーが仕上げたデザインをチェックしたり、クライアント先へクリエイティブ説明のために出向くこともあります。クライアントが抱える課題を解決するために、既成概念に縛られず、深い視野で課題を本質的にとらえ、ものごとを解決するデザインを目指しています。

デザイン会社から広告代理店への転職はどうでしたか？

当初、クリエイティブの評価がHPの流入数やお問い合わせ数といったマーケティングの効果指数に変化し、デザインに対するこだわりを捨てざるを得なくなるのではないか、と不安に感じていました。しかし、デザイン領域だけではなくビジネスの上流から関わることで「なぜ必要なのか」「なぜするのか」を0ベースから議論できるようになったことは嬉しかったです。数字を見ながらデザインしていくことで、デザイナーとしての視野が広がりました。

入社前はどんな不安やイメージを持っていましたか？

初めての人とのコミュニケーション、自分のデザインの価値観の相違や共通認識・言語、デザインの仕方などすべてに対して不安でした。ですが、多くの案件に関わることで、それらの不安は払拭された気がします。またメンバーのほとんどが中途入社で、幅広い知見と豊かな経験値をもっており、提案や相談がしやすく助かっています。

入社後、大変だったこと、やりがいに感じていることは何ですか？

大変だったことは、ある案件でTOPデザインを5〜6回ぐらいほど作り直したことです。クライアント先へディレクター、担当営業の3人で渋い顔しながら出向いたことを覚えています。しかし、クライアントとの直接のやり取りの中で「共通言語」が生まれ、互いの認識を合わせて一緒に課題を解決し、ゴールへと結びつけることができました。プロジェクトを通じて自発的にデザイン提案を行ったり、指摘された個所を瞬時に修正・提案をすることで仕事にやりがいを感じることができました。

メディックスのデザイナーとして求められるスキルは何だと思いますか？

「チャレンジ精神やブレないハートを持つこと」「ほかの人の意見も尊重できること」だと思います。メディックスは幅広いジャンルの案件に関わることができるので、デザイナーとしても挑戦の機会が多いです。自分なりにこだわりを持って挑戦できるかがとても大切だと思います。また、自分よがりではなく、クライアントの期待に応えられるようにするために他者の声を聞くこと、自分の意志・決断をきちんと伝えることが大切だと思います。これは自身のデザインの幅や深みを広げることにもつながると思います。

今後のキャリアプランを教えてください。

グラフィック1枚の仕事であろうが、Webサイトやコミュニケーションデザインであろうが、創るものへのこだわりを魅力あるものへとビジュアル化でき、見える化できるのが、「クリエイター」であり、「プロ」だと思います。そこが一番の強みであるからこそ、今後もこだわりをもってやっていきたいです。もちろんクリエイティブをリードするアートディレクターになること。そしてクリエイターのロールモデルとなれる存在になることが、最大の目標です。メディックスの素直に何でも話せる社風とチャレンジできる環境であれば、実現できると強く感じます。